
オオハルシャギク(大波斯菊)と言われても、
恐らく「何のこっちゃ?」と思われる方が殆どでは無いかと存ずるが、
これ、実はコスモスの正式な和名である。
コスモスはメキシコの高原地帯の原産で、
18世紀末にスペインはマドリードの植物園に送られ、
この名が付いたのだとか。
コスモスとは、ご存じの通り「宇宙」のこと。
何故この花が宇宙と呼ばれるようになったのか、
理由は生憎分からないが、
コスモス(宇宙)の語源はギリシャ語の「秩序」、
花言葉は「調和」。
日本には明治20年頃に渡ってきたらしい。
Today's BGMさて、オオハルシャギクと言うからには、
鉱夫の祈り / 高田渡
忘れたいのに / 北川とみ
Words / Bee Gees
Old Devil Moon / J.J. Johnson
小さいハルシャギクも当然あって然るべき、
と思って調べてみたら、案の定あった。
春から初夏にかけて黄色い花を付ける、
北米原産のハルシャギク(波斯菊)という植物がだ。
(諸兄も多分、何処かでご覧になったことがお有りだろう)

これは飽くまでも小生の推測だが、
この花はコスモスよりも先に渡来したものの、
後から来たコスモスの方が、
背丈が倍ほどもあって見栄えが良い、
花の色が多彩且つ優雅である、
割と花の少ない時期に咲く等の理由により持て囃されたため、
拗(す)ねて雑草化したものと見られる。
因みに、ハルシャギクの別名は、
見た目通りジャノメソウ(蛇目草)。
ハルシャ(波斯)はペルシャの意だそう。
ポチ「花言葉は上機嫌らしいぞ」
高田渡
徳間
16%OFF
by amazon.co.jp
0 件のコメント:
コメントを投稿