小生が香梅のお菓子の中で、
もしかすると人気の「誉の陣太鼓」や「武者がえし」を押さえて、
堂々の1位に輝くかも知れない、と思っているのが、
この「昔なごりの落花生せんべい」(1枚税抜85円)。
一度でも召し上がったことのある方なら、
この煎餅が全国に数多ある類似の品とは比べ物にならない、
抜群の美味しさであることを、
きっとご理解戴けるものと確信して已まない次第だが、
如何せん香梅のHPには、この煎餅について一切記述が無い。
こんなに美味いのに一体なぜ?
実は小生、以前から気になっていたのだが、
拙宅の目敏(めざと)い鬼嫁のお陰で昨日遂に、その謎が解けた。
何とこの煎餅、香梅製では無かったのだ。
けれど生きている(かぐや姫)
Today's BGM
スカイレストラン(ハイファイセット)
Vincent(Don McLean)
個包装の裏面に記されている販売者は、
お菓子の香梅(熊本市中央区白山)で間違い無し。
しかし、製造者の欄には五月ヶ瀬(福井県坂井市丸岡)とある。
福井と熊本と言えば、その昔、
肥後熊本藩主・細川斉護(なりもり)公の三女・勇姫を、
越前福井藩主・松平春嶽(しゅんがく)公に輿(こし)入れさせた、
言わば切っても切れない間柄。
また、安政年間には熊本藩士・横井小楠が春嶽公に招かれ、
藩政改革の任にも当たっているし、
四半世紀ほど前からは福井・熊本両市間で姉妹都市の提携も結んでいる。
そんな福井の御菓子処・五月ヶ瀬のHPを覗いてみると、
何と1975(昭和50)年1月に販売開始、
あの品質審査の世界的権威である、
モンドセレクションを26年連続で(うち最高金賞20回)受賞している、
名実ともにメーカーを代表するお菓子で、
しかも香梅の煎餅に"瓜二つ"と言っていい程そっくりな、
名代石窯焼煎餅「五月ヶ瀬」が載っているではないか!
敢えて社名を冠した自信作・五月ヶ瀬
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