7/06/2021

今夜は「棚ボタ」



棚からもしかすると大きな牡丹餅が落ちて来て、
体を潰されやしないかと毎晩、心配で夜も寝られない爺が、
「果たして今夜、天の川は綺麗に見えるだろうか?」
などと気を揉むのは実に滑稽な話だし、
そもそも人が天気のことをあれこれ言っても何も始まらないので、
もう心配しないことにした。
そう、七夕のことだ。

ところで、七夕は本来「しちせき」と読むべきなんだろうけど、
何故七夕が「たなばた」なのか?
今ばやりのキラキラネームじゃあるまいし、
ということで調べてみた。
Today's BGM
追憶(スターダスト・レビュー)
星のかけらを探しに行こう Again(福耳)
Summertime(Willie Nelson)


諸兄もよくご存じ、織姫と彦星の「七夕伝説」はその昔、
中国から日本に伝わったとされる。
しかし、それ以前に日本には天から降りてくる水神に捧げんがため、
水辺にある棚造りの小屋に籠り、
せっせと一心不乱に機(はた)を織る乙女がいたそうな。
その棚機つ女(たなばたつめ=つは「の」の意)の風習と、
中国から伝わった話が偶然結び付き、
万葉の歌人らに受け入れられたというのが一番尤もらしい説のようだ。

なお、七夕祭りは普通、7/7の午前1時頃に神社等で行なわれるので、
笹に願い事を書いた短冊を飾ったりするのは遅くとも、
その前までに済ませておく必要がある。
尤も、本来旧暦の7/7にやるのが正式な作法なんだろうけど。

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