6/19/2019

何故震度5と6にだけ「強・弱」?



報道各社は昨夜22時22分頃、
山形県沖の深さ14kmを震源とするM6.7の地震が発生。
新潟県村上市で震度6強、
山形県鶴岡市で震度6弱の強い揺れを観測と発表した。
幸い今のところ死者は出ていない模様だが、
「強い揺れ」と言っておきながら一体何故「6弱」なのか?

しかも震度1~4と7に強弱は無く、あるのは5と6だけ。
最初から5弱を5、5強を6、6弱を7、6強を8、7を9とした方が、
素人目にも解り易くて良いような気がするが、
そうしてはイケナイ理由でもあると言うのであろうか?
疑問に思ったので調べてみた。
Today's BGM
黄昏のビギン(石川さゆり)
ゆれるまなざし(小椋佳)
時計をとめて(カルメン・マキ)


物の本によると、震度は元々0~7の8段階で、
測候所職員の体感、
および周囲の被災状況によって決められていたそうな。
しかし、1994(平成6)年12月の三陸はるか沖地震と、
95(平成7)年1月の阪神・淡路大震災では、
同じ震度5と6でも被災状況に差異が見られるケースが相次いだため、
翌96(平成8)年4月から計測震度計により自動観測。
震度5と6にも強弱を付け、全10段階に改めたのだとか。
(詳しい解説は、気象庁のコチラのページ

因みに、3年前の熊本地震の際も、
ここ天草・本渡では最大震度3までしか観測しなかったので、
震度4以上の揺れは60数年生きている小生にも未知の体験。
因って「大半の人が恐怖を覚え、物に掴まりたいと感じる」
とされる震度5弱の欄には是非とも、
「小心者は多く腰を抜かす」と追記して貰った方が、
より解りやすくなるのでは無いかと。

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