
今から32年前の1985(昭和60)年8月12日夕方、
羽田を離陸した日本航空123便は伊丹へ向けて飛行中、
相模湾上空7,200mの巡航高度に差し掛かろうとしたところで、
突然の衝撃音とともに垂直尾翼の大半を喪失。
4系統あった油圧操縦システムの全てに損傷が及び、
肝心な部分が殆ど操縦不能となってしまったため、
羽田への自力帰還を目指すも30分間ほど迷走、
上昇・下降を何度も繰り返した後、
群馬県上野村の通称「御巣鷹の尾根」に墜落。
乗員・乗客524人のうち520人が帰らぬ人なった。
つまり今年は、この事故の犠牲になった、
坂本九ちゃんや阪神タイガースの社長、ハウス食品工業の社長、
伊勢ケ濱親方(元大関清國)の奥さんや子どもさんらの33回忌。
Today's BGM
涙くんさよなら(坂本九)
あなたの心に(石川ひとみ)
Georgy Girl(The Seekers)

因みに、実際の墜落現場は、
御巣鷹山に隣接する高天原山(たかまがはらやま)の尾根だが、
墜落現場の詳細特定が難航する中、
上空からの報道映像を見た当時の上野村村長が配下の消防団員に対し、
警察や救助関係者を「御巣鷹の尾根にご案内せよ」と命じたことがきっかけとなり、
通称「御巣鷹の尾根」が現場名として採用されることになったそう。
なお、巣鷹とは鷹巣の誤りでは無く、鷹狩りに使う雛のことで、
昔、殿様の鷹狩り用の巣鷹を取るために御巣鷹山と呼び、
一般の立ち入りを禁じたのだとか。
ま、落ちたのは飽くまでも高天原山の尾根の方だが…。
(高天原とは神様の住まいのことで、有名な宮崎の高原や高千穂、
阿蘇の蘇陽、長崎の壱岐、奈良、茨城など全国に数多くある)

0 件のコメント:
コメントを投稿