
今年も、いよいよ残り半月。
大晦日には毎年、除夜の鐘を撞いて煩悩を祓い、
綺麗な心と体で新年を迎えるようにしている、
と仰る立派な方も少なからず、おられることだろう。
「信心」に縁が無く、さらに寒がりで、
何より順番待ちの行列に並ぶことが大嫌いな小生が、
これまでの人生で鐘を撞いたのは僅かに2回。
尤も、今年は60年の節目の年なので、
同級生が住職を務める天草四ヶ本寺の筆頭、
本村の松栄山・東向寺にでも、
久々に出掛けてみようかなと思案しているところだが、
やはり1人では行きたくないので、
小生よりも沢山抱えていると思しき鬼嫁や娘・孫らの煩悩も、
この際、序(ついで)に祓って貰おうかと。
Today's BGMところで諸兄は、何故「煩悩」の数が108と言われているか、
さよなら / オフコース
きみだった / 土岐麻子
Hotel California / Eagles
Sandu / Clifford Brown
ご存じであろうか?
一説によると、人間の五感、
即ち視覚「眼」・聴覚「耳」・嗅覚「鼻」・味覚「舌」・触覚「身」に、
意識「意」を加えた『六根』の6、
良い「好」・悪い「悪」・どちらでもない「平」の3、
きれい「浄」・汚い「染」の2、
「前世」・「現世」・「来世」の3を全て乗じた数(6×3×2×3=108)。
また、小池一夫の漫画(新・弐十手物語等)によると、
四苦八苦(4×9+8×9)で108とも。

実は、「煩悩」とは自分を悩ませるもの、心を乱すもののこと。
108は「とても多い」ことを表す数字で、
煩悩の数は必ずしも108とは限らないのだとか。
その証拠に、田舎の寺では並んだ人の数だけ、
鐘を幾らでも撞かせてくれる。
「はい、今年はここまで」ということは小生の知る限り、
絶対に有り得ないので、
諸兄も今年こそ心を清めに、お出掛けになってみては?
ポチ「儂は爺が一番多いと思うけどな」
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