未だ暑い陽射がジリジリと照り付けてはいるが、
停滞~迷走中の台風14号とともに、
「初秋」の気配も近付きつつある、ここ南国・天草。
諸兄に於かれては毎日、如何お過ごしであろうか?
さて、「食欲の秋」に代表される「○○の秋」。
四季の中で何故「秋」だけが特別視されるのかは疑問なれど、
ある調査によると、新聞紙面に登場する回数は多い順に、
次の通りなんだとか。
1. 実りの秋
2. 芸術の秋
3. 食欲の秋
4. スポーツの秋
5. 読書の秋
6. 収穫の秋
7. 行楽の秋
夏の終り(オフコース)
Today's BGM
秋桜(山口百恵)
Forever Autumn(Justin Hayward)
「実りの秋」と「収穫の秋」は、殆ど同じと見て差し支え無さそうだし、
「食欲の秋」も、米や芋、肉、魚、野菜、茸、木の実、果物など、
美味いものが沢山あったればこそ。
これら3つを足すと、全体の6割近くを占めるらしので、
やはり日本の秋は何と言っても、豊穣に感謝すべき季節なのだ。
因みに「芸術の秋」は、二科展や日展、院展など、
日本を代表する展覧会が秋に集中していることと、
習い事の発表会、コンサート等もこの時期に多く開かれるから。
また「スポーツの秋」は、東京オリンピックの開催(1964年10月10日)に因むし、
かつて小・中学校や村の運動会は農閑期の秋に行われるものと、
大体相場が決まっていたから。
さらに「読書の秋」は、唐の詩人・韓愈(かんゆ)が息子に送った詩の一節、
「燈火親しむべし」(涼しい秋は読書に持って来い、やよ励めよの意)を、
夏目漱石が自身の小説「三四郎」で紹介したことにより、
秋=読書のイメージが全国に広がったと云われているし、
「行楽の秋」は、紅葉狩りや湯治、巡礼、物見遊山等々に、
コロナが収まればの条件付きではあるものの、
秋が正に打って付けのシーズンだからであろう。
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