3/19/2021

棚から牡丹餅、落ちて来ず



明日3/20は「彼岸の中日」。
そう、美味しい牡丹餅が食べれる日だ。

さて、以前にもお伝えした通り、
「牡丹餅」と「御萩」は全く同じものである。
その根拠は春と秋の彼岸の際、
神仏やご先祖にお供えする、
中がご飯、外が小豆餡の所謂「なかめしぐるりあん」のことを、
春は牡丹に見立て、秋は萩の花に見立ててそう呼ぶ、
というのが専ら定説となっているからだ。
(小生には何れの花からも、ぼたもちのイメージは湧いて来ないが…)

Today's BGM
粛々楽々(BEGIN)
最後の春休み(ハイファイセット)
American Pie(Don McLean)

萩の花

因みに、「春は牡丹餅、秋は御萩」説には、
現代では殆ど使われていないものの、
夏と冬にも正式な呼び名が存在するのだそう。

夏は夜船(よふね)
ぼたもちは餅のようにペッタン、ペッタンと音を立てずに作ることが出来、
隣人には、いつ搗いたのかが分からない。
つまり、いつ着いたのか分からない夜船と同じ。

冬は北窓(きたまど)
北の窓からは月が見えないことから、月(搗き)知らず。

なお、牡丹餅と言えば「棚ボタ」、
即ち「棚から牡丹餅」が有名だが、
何の努力も無しに思いがけない幸運が転がり込むなどという、
そんな偶然は先ず起きないといった、
ある意味小生にピッタリの諺もあるという。
「牡丹餅は棚から落ちてこず」

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