
ネットで「ヒワ」を検索すると先ず最初に、
ご覧のような全身黄色っぽい鳥が表示される。
鳥に弱いと書いて「鶸(ヒワ)」。
サントリー日本の鳥百科によると、
ヒワは全長約12.5cm、スズメよりも小さな鳥で、
飼育しようとしても直ぐに死んでしまうことから、
鰯にそっくりな字が名前に充てられたのだそう。
さて、何故ヒワの話なのかと言うと、
ここ天草では果物のビワのことを昔から「ヒワ」と呼ぶ。
そもそもビワはご承知の通り、
葉っぱや実の形が弦楽器の琵琶に似ているとして名付けられたものだ。
従って、敢えて濁音を外し「ヒワ」と呼ぶには、
当然それ相応の理由が無くてはならない訳で…。
Today's BGM
風の詩を聴かせて(桑田佳祐)
蛍(藤田麻衣子)
Summertime(Norah Jones)

【第一の理由】
実は、熊本県一のビワ産地・天草は五和町鬼池にビワが伝わったのは、
全国一を誇るビワの名産地である長崎の茂木からで、
昔から天草との交流が盛んだった長崎でも今日、
ビワのことは「ヒワ」と呼んでいるのだそう。
【第二の理由】
ビワは中国南西部の原産で、古代に日本に伝わった後、
南米や中東、地中海沿岸にまで広がりを見せたらしいのだが、
中国での表記は「枇杷」。
これは誰が見ても「ヒワ」以外の何物でもあるまい。
因みに先日、知人から貰った露地モノのビワを食したところ、
袋掛けも消毒もせず放ったらかしにしてあった為か、
見た目が若干歪(いびつ)で、やや虫食いもあったものの、
味自体は凄く良好だったので、もしかすると美味いビワが毎年、
手軽に食えるようになるかもと思い、早速育て方をネットで調査。
洗った種4粒の皮を剥き、発根するまで暫く寝かせた後、
鉢に植えてみた。
(地植えしたら大木になる恐れがあるため)
その後10日経っても、なかなか芽が出て来ないので、
今一度ネットで調べてみたところ何と、双葉までに1年。
さらに桃栗3年、柿8年の後に続くフレーズを見て再度ビックリ仰天!
枇杷は9年で生り下がり、梅は酸い酸い13年、柚子の大馬鹿20年。
決定打とも言うべきは、
美味いビワのタネから必ずしも美味いビワが育つとは限らないそうで…。

2 件のコメント:
それはビックリ
私は今年、梅酒を作ろうと梅の苗木を買いました。
あと13年生きているかな・・・?
もっと、早く教えてよ~😭
Lunaさん、ありがとうございます。
信憑性は聊か疑問ですが、
短くないことだけは確かかと。
できるだけ長生きすべし!
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