自分のことを「わたくし」と呼ぶことが一番様になっている人。
男性なら、フーテンの寅さんこと車寅次郎、
女性なら、そう、育ちが良さそうなだけでなく、
頗(すこぶ)る美人で博識、そのくせ嫌味が全く無く、
海外旅行にも行き放題。
子どもの頃、なれるもんなら是非ともなってみたいと、
女性は固より男の小生ですら、
本気でそう思っていた、あの兼高かおる女史。
残念ながら、この5日に亡くなっていたそうだ。
ま、90歳というご高齢だったので、
寿命が尽きたということなんだろうけど、
彼女、実はうるう年の2月29日生まれ。
従って本当の誕生日を迎えたのは、一生のうち23回しか無かったそう。
Today's BGM
大いなる旅路(小椋佳)
乙女座 宮(山口百恵)
人生の空から(松山千春)
因みに生涯独身で、父はインド人。
神戸市生まれ、東京育ち。
香蘭女学校卒業後、ロサンゼルス市立大へ留学。
1971年に世界で初めて南極点に到達した、
一般女性2人のうちの1人。
「ハーフタレントの草分け」と言っても過言では無いだろう。
兼高かおる 旅の資料館(淡路島)
なお、1959(昭和34)年12月から90(平成2)年9月まで、
30年10か月もの長きに亘って放送された紀行番組、
ご存じ「兼高かおる 世界の旅」に於いて、
彼女は単なるレポーターとしてだけではなく、
ディレクター、プロデューサーに加えナレーター、
時にはカメラマンをも兼務し、
世界160か国を飛び回っていたそうな。
(全行程は721万km、地球180周分に及ぶ)
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