8/18/2018

高校野球はストライクゾーンが広いと言われるが、必ずしも…



100回目の夏の甲子園。
激戦を勝ち抜いたベスト8の戦いは、
第1試合(大阪桐蔭VS浦和学院)こそ11-2と大差が付いてしまったが、
残りの3試合は何れも1点を争う好ゲーム。
予想に違(たが)わぬ面白い試合となった。

特に第4試合の金足農VS近江は、
勝利にもう少しで手が届きそうだった近江が、
何と9回裏の2ラン・スクイズで逆転サヨナラ負けを喫するという、
応援している人にとっては、悪夢でも見ているかのような超劇的幕切れ。
ま、勝負の綾と云うか、
スポーツにミスは付き物だし、
相手が一枚上手だったと諦めるしか無いのだろうが、
流れが来ていただけに凄く残念。
「今度スクイズ!」と、テレビの前で小生が折角教えたのに…。
Today's BGM
潮風にちぎれて(荒井由実)
少年(DEEN)
恋する心達のために(高畑充希)


さて、甲子園のスコアボードには、
ご覧の通り「UMPIRES」の下に4人の審判の名前が書かれており、
名前の上には、左からPL、ⅠB、ⅡB、ⅢBの文字。
この「PL」は、PL学園とはもちろん全く無関係で、
Plate Umpire、即ち「球審」を指す。
(以前は甲子園でも「CH」と書かれていた。Umpire in Chief の略)
「主審」では無いので、くれぐれもお間違え無きよう。

何故「主審」では無いのかと言うと、「主審」は「副審」がいてこその主審。
ご承知の通り野球に「塁審」はいても、
「球審」の補助的役割を専門に担う審判は一人もいないのだ。
因みに、照明が点灯された時に外野に配置される2人の審判のことを、
以前は「線審」と呼んでいたが、現在は「外審」が正しく、
この6人に控えを加えた7人で試合を運営しているとのこと。

余談だが、本日の第4試合の球審を務めた田中豊という審判は、
ボール球をきちんと「ボール」と言える、数少ない審判。
アマチュア野球界にとっては、非常に貴重な存在と言えるだろう。
(下手クソな審判は是非、見習って欲しい)
なお、金足のエース吉田は前評判通りの逸材。
決勝までは持たないかも知れないが、確実にドラフトの目玉となろう。

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