山口県周防大島町で行方不明になっていた2歳児を3日ぶりに救出した、
尾畠春夫という捜索ボランティアの爺さん(78)。
男児の家族から風呂や食事を熱心に勧められるも、
ボランティアの値打ちが下がるとして断固拒否。
対価や物品、飲食は絶対に戴かないのが彼の流儀なんだとか。
しかし、同じ78歳でも、どこかのボクシングの会長とは大違い。
ま、キンキンに冷えた、
大好きなスーパー・ドライを目の前に差し出され、
「いやいや、そう仰らずに。全く何も無しではコチラの気持ちが治まりません。
ですので、ほんの少しだけ。さ、どうぞ」などと何度も何度も勧められると、
あんまり断るのも却って失礼になるだろうと勝手に解釈して、
ついコップに手を伸ばしてしまいそうになるに違いない小生が、
人のことをトヤカク言える立場で無いことは百も承知の上の話だが…。
Today's BGM
パラレル(吉田拓郎)
ジョニイへの伝言(島津亜矢)
夏の終わり(森山直太朗)
さて、「城下カレイ」や「二階堂酒造」でお馴染みの、
大分県日出(ひじ)町に住んでいる、この爺さん。
赤い捩じり鉢巻きがトレードマークのようだが、
元々は別府で魚屋を開いており、
65歳を機に仕事を辞め、趣味の登山を生かして林道整備を手伝ったり、
被災地支援や行方不明者の捜索に加わったり。
そうした中、赤い鉢巻は専ら遭難や動物対策として、
習慣的に身に着けるようになったのだとか。
因みに、この爺さんが大切にしている言葉が、
「かけた情けは水に流せ、受けた恩は石に刻め」。
2011年の東日本大震災の際には、
宮城県は南三陸町まで出向き、遺品探しに協力。
また、2016年の熊本地震にも、今年の西日本豪雨にも、
もちろん自費で参加。
明日は、このクソ暑い中、
被災地の広島・呉まで軽自動車で出発するという。
なお、「とくダネ!」の小倉が、逃走中の犯人を尾畠さんに探して貰いたい、
などと抜かしたらしいが、とんだ見当違い。
冗談はカツラだけにして欲しものである。
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