「馬齢」とは、文字通り馬の年齢のこと。
「馬齢を重ねる」とは、
大したこともせず、ただ無駄に年を取ること。
但し、この場合は飽くまでも謙譲語であるため、
「さすが社長、馬齢を重ねてきただけのことはありますね」
といった使い方をすると顰蹙を買うどころか、
馬鹿丸出しとなってしまうので、注意が必要だ。
さて、謙遜では無く、本当にこれまで馬齢を重ねてきた小生。
しかも、万策尽きたのであれば未だしも、
何の努力もしなかった所為で、
解決策を全く見いだせないまま今日に至っており、
現世は疾っくの昔に諦めたとは言え、
この状況は永遠に(死ぬまでずっと)続くのだ。
正に最悪…。
※「7月26日未明」の歌詞
Today's BGM
7月26日未明(吉田拓郎)
Mr. サマータイム(サーカス)
At Seventeen(Janis Ian)
しかし、物は考えようと言うか、
さんまが師匠・笑福亭松之助から教わり、
座右の銘にしたという言葉「生きてるだけで丸儲け」。
娘IMARUの名前も、そこから捩ったとされているが、
元々は湯の街・別府の観光開発に尽力、
温泉保養地・湯布院の礎を築くなどした四国は伊予出身の実業家、
油屋熊八翁(別府亀の井ホテルの創業者)の名言だったとのこと。
その「生きてるだけで丸儲け」について、
彼の美しき脳科学者・中野信子氏が面白い解説をしているので、
抜粋してご紹介しておく。
参考にして戴ければ幸いだ。
殆どの生物の目的というのは、
「生き延びること」と「子孫を残すこと」なんですね。
ですが人間だけはそうではない。
「ひと花咲かせよう!」みたいなのがあって、
これが凄い特異的なんですよ。
本当は生き延びて生殖するために脳が出来たんですけど、
その脳が発達し過ぎてしまったがために、
「ひと花咲かせよう!」が出来ちゃうわけです。
脳科学を通して伝えたいことはシンプルで、
「生きている者が勝ち!」ということです。
私たちが生きているのは、それだけで実績な訳ですよ。
「生き延びるため」と「生殖するため」ということを考えると、
自分がここにいるということは結果なので、
ここから先のことは「おまけ」です。
つまり、おまけの人生ですから楽しんで戴きたい。
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