6/30/2017

特にご老体は、くれぐれも失火にご用心!



新潟県糸魚川市で昨年12月に発生した、大火災。
そう、強い南風に煽られ、
350年以上続いた新潟最古の酒蔵を始め、
200年近い歴史を誇る老舗の割烹、
魯山人や美空ひばりも宿泊した有名旅館など147棟を焼失、
鎮火に30時間を要したというあの大火事で、
火の付いたコンロに中華鍋をかけたまま外出するという、
うっかりでは済まされない大失態をやらかした、
火元のラーメン店のオヤジ(73)が昨日、
業務上失火等罪で書類送検された。

この失念が「過失」と見做された場合は、
禁固3年以下または150万円以下の罰金で済むが、
「重過失」だと、損害賠償の責任を負わされる可能性も出てくる。
ま、全財産叩いたとしても、恐らく焼け石に水だろうが…。
Today's BGM
哀しいくらい(オフコース)
どんなときも。(加藤いづみ)


さて、我が天草・本渡でも、
町の中心部で全焼98戸、半焼5戸という、
被災世帯103戸、死者1名を数える、
未曽有の大火が1964(昭和39)年10月25日の未明に発生。
当時、熊本市内は出水町に住んでいた小生は生憎、
その状況をテレビでしか見れなかったのだが、
翌65年には焼け跡に立ち、9歳にして凄く愕然としたことを、
半世紀以上経った今でもハッキリと覚えている。

因みに、本渡の大火の火元は、
責任を負わせない配慮からか表向き、不明。
復興後、銀天街に新装オープンした松下酒店、江崎家具店、
玉田家具店、川口パン店、マサヤ(以上同級生の家)、
熊相、ビギン、ボンジュール、わかば、教文社、水田文栄堂、
そのだ金物店、本渡レコード、木山薬局、鈴屋等々は全て姿を消し、
今や正しくシャッター商店街。
夕方以降、火の気は疎か、人っ子一人歩いていない。

2 件のコメント:

ルルの母さん さんのコメント...

懐かしい...
実家の名前を久しぶりに聞きました。
浜魚屋もありますよ。
本渡の大火は向かいの商店街をすべて焼け野原にしました。
銀天街は私の自転車の練習場で
(小学校高学年まで乗れませんでした)
本渡の夜市は遊び場でした。
ああ、古き良き時代(笑)

匿名 さんのコメント...

ルルの母さんさん、
そう言えば現在のアーケードの西側(浜魚屋側)しか、
燃えなかったんですね。
撞球場とか丸三とか交易市場とかも全て灰。
でも、以来50数年間に亘り、
この近辺では一度も出火していないとのこと。
流石だと思います。