報道によると、
天草市牛深町魚貫(おにき)の黒石海岸で先週、
「だるま夕陽」が見られたんだそう。
だるま夕陽とは、ご存じの通り光の屈折による、
太陽の蜃気楼現象の1つで、
水平線に沈む太陽の下部分が海と繋がったように見える。
朝陽であれば「だるま朝陽」。
また、海上付近に太陽が見える位置の時、
太陽の隠れた部分がΩ状に広がって見える場合があることから、
別名「オメガサン」とも。
夕陽は赤く(加山雄三)
Today's BGM
SOMEDAY(武田カオリ)
Carifornia Dreamin'(Mama's and Papa's)
このだるま夕陽、
朝晩が冷え込み始めるこの時期から年明け2月頃まで、
温度が低く空気が澄み切った日には天草に限らず、
全国至る所で観測されるので、
特に目新しいという訳では無いのだが、
この場所は、東シナ海に沈む夕陽の美しさが格別とされる、
「天草夕陽八景」の1つ。
西平椿公園や下田・鬼海ケ浦展望所、
牛深・小森海岸などとともに「日本の夕陽百選」にも選ばれているので、
ご用とお急ぎで無い方は、この世の見納め旁(かたがた)、
是非足を運ばれてみては如何?
なお、余談だが、
余所者(よそもん)には難読の地名・魚貫は、
うおぬきが訛って「おにき」になったという説と、
元は鬼木或いは鬼来だったという説があるそうな。
(鬼は赤毛の異人?)
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魚貫崎海水浴場
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