8/21/2021

「カーヌスティ」と聞いて思い出すのは…


Carnoustie Golf Links No.18

第45回全英女子オープンが一昨日、開幕した。
今年の会場はスコットランドにある、カーヌスティ・ゴルフ・リンクス。
世界のゴルフ場の中でも屈指の難コースで、
全英オープンの開催コースでも、ここが一番難しいとされる。

その難しさを象徴する出来事が、
そう忘れもしない、99年の「ヴァン・デ・ヴェルデの悲劇」。
2位に3打差を付けて迎えた最終18番・パー4、
つまり「ダボ」を打っても勝ちなのに、
ティーショットを大きく右に曲げた彼は、
無理をしてグリーンを狙い、2打目を深いラフの中に。
そして3打目、ダフリ気味のボールがクリークに入ると、
冷静さを失った彼の5打目(1打罰)はバンカーに掴まり…。
Today's BGM
夏の終わり(森山直太朗)
Hello, My Friend(松任谷由実)
Leaving on a Jet Plane(John Denver)

一旦は水切りショットを試みようかとも思ったが…

6オン1パットの「トリ」を打った彼は結局プレーオフでも敗れ、
メジャー初優勝という大魚を逃がす結果となった。
そんなゴルフ史に残る大逆転劇を演じてしまった彼、
実はフランスの貴族出身で、気位も相当高かったらしく、
試合後のインタビューでは、
「たかがゴルフじゃないか、何をそんなに騒いでいる」
と負け惜しみを言ったそう。
(その後、仲間と朝まで飲み明かしたらしい)

さて、2日目を終わって首位は、
寿司屋の娘の日系米国人・張替美那(はりがえ・みな)ら2人が-7で並び、
五輪に続き今回もフィリピンから出場している、
健康優良児・笹生優花(さそう・ゆうか)が首位と2打差の5位T、
大会2勝目が懸かる、
我らがシブコこと渋野日向子がさらに1打差の12位Tで追う。

五輪では勝負師にあるまじきヘタレパットで我々を落胆させた、
茨城のカイセンシオマネキ・畑岡奈紗は-2の23位T、
先月のエビアンで4位に入るなど、
相変わらず好気配の古江彩佳がEvenの45位T。
他の3人は、残念ながら決勝へは進めなかった。
放送はテレ朝系列で今夜0時半~、
最終日は11時半からの予定となっている。

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