梅雨前線が東シナ海から日本の南に延びて、
などとこの時期、気象予報士がよく説明したりするが、
東シナ海のシナも南シナ海のシナも漢字で書くと「支那」。
そう我々が、古くから儒教を学んでいる筈なのに何故だか、
強欲で恥知らずで慇懃無礼な野蛮人がメッチャ多い国、
と思っている隣国(所謂「中国」のこと)を指す言葉である。
こんなことを書くと、
「支那」は蔑む言葉であるため滅多に使わぬ方が良い、
と仰るかも知れないので予(あらかじ)め断っておくが、
小生の生家近く、
古川の税務署通りには以前(昭和30~40年代)、
美味い支那そばを食わせると評判の店があり、
死んだ親父が片言のハスキーヴォイスで話す、
その店の色黒で気さくな女主人のことを、
「支那人のおばさん」と親しみを込めて呼んでいたので、
てっきりそれが普通の表現だと小生も子どもなりに信じて疑わなかったし、
そもそも小生には支那人を、
支那人という理由だけで蔑んでいるつもりは毛頭ないのである。
Today's BGM
チャイナタウン(矢沢永吉)
蘇州夜曲(アン・サリー)
La Pioggia(Gigliola Cinquetti)
それともう1つ、英語の「China」も日本語の「支那」も、
さらに言えばドイツ語の「China」もフランス語の「Chine」も、
イタリア語の「Cina」も全て語源は紀元前221年、
史上初めて中国全土を統一した王朝「秦」から採られもので、
物の本によると、インドの仏典に初めて登場した「シナ」の呼称に、
漢字「支那」を当てたのは当の中国で、
日本とも関わりの深い国父・孫文は固より、
支那人自身がシナのことを「支那」と呼んでいたそうなのだ。
因みにWikipediaには、
「支那またはシナとは、
中国またはその一部の地域に対して用いられる地理的呼称、
或いは王朝・政権の名を超えた通史的な呼称の1つである」と書かれている。
参照:支那を「中国」と呼んではいけない三つの理由
このページの最後の方に驚くべき事実が明かされているので、
御用とお急ぎでない方は、
「なぜ日本人にシナと呼ばれると都合が悪いのか」に是非お目通しを。
2 件のコメント:
爺殿、御用とお急ぎが無かったので、また最後に驚くべき・・・に動かされ「支那を中国と・・・」に入ってみました。「そういうことだったのか!」感慨深いところでした。
本項ブログの最初のイラストは「諸葛亮」のようですが、尊敬する孔明の南蛮行での「孟獲を七度捕えて七度放つ」を思い出しました。その頃の偉人の活躍する漢は納得できますが、「けざわひがし」登場後の昨今はピンときません。自衛隊も西部方面総監部司令は「征西夷大将軍」となりますかね? お誕生日おめでとう! 梅雨の合間の真夏日の晴天ゴルフは如何でしたか?[三月の行進曲]
三月の行進曲さん、毎度どうも。
高い識見を備えた方は大勢おられるようですね。
因みに大矢野の成績は今季ベスト、
予告通りN君をギャフンと言わせてやりました。
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