単に強いだけでなく、ご覧の通りの整った顔立ちで、
さらに多くを語らず、凄く真面目そうな雰囲気を滲ませてもいたので、
きっと女性ファンも多かったであろう大関・朝之山。
もちろん小生も大好きで、
1日も早く横綱に昇進し、モンゴル勢に一泡吹かせて欲しい、
と彼には諸兄同様、心より期待を寄せていたのだ。
しかし、ここ半年ほどは立ち合いが悪く、
下位の力士と当たっても得意の左上手を掴めないまま、
一方的に土俵際に追いつめられ、
挙句「どっちが大関か!」と言いたくなるような負け方をする、
メッチャ不甲斐ない相撲が目立っていた。
それもこれもコロナ禍の所為、かと思いきや…。
Today's BGM
時間よ止まれ(矢沢永吉)
スカイレストラン(ハイファイセット)
Over The Rainbow(Willie Nelson)
実は朝之山が所属する高砂部屋には幕下以下が20数名、
彼の他に関取がいないのだ。
つまり若手らに胸を貸すだけで、自分の身になる稽古は一切できない。
また九重、八角といった高砂一門に稽古に出向こうと思っても、
コロナ禍のガイドラインが仇となって全く叶わない。
そこで一計を案じた彼は憂さ晴らしを兼ね、
キャバクラに出稽古に行き、身も心も軽くしようとしたのだが、
運悪く文春に見つかってしまい…。
謹慎処分(出場停止)が科せられたことで事実上、
大関陥落が決定的となった彼の一番のミスは協会の事情聴取に対し、
一旦「事実無根」と白(しら)を切ったこと。
嘘吐きは泥棒の始まり(相撲取りにあるまじき行為)だからである。
因みに、現在の高砂親方は大ちゃん(四代目朝潮太郎)では無く、
モンゴル出身の元関脇・朝赤龍だ。
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