
「天草土人形」と書いて、あまくさどろにんぎょう。
江戸中期、寺院の屋根瓦の葺き替え工事のために、
肥前唐津よりやってきた浪人・広田和平がそのまま居付き、
瓦だけで無く土人形まで焼くようになったのがそもそも事の始まりで、
300年を超える歴史があるのだそう。
その土人形の代表作とされるのが、この「山姥」。
弾圧の最中、隠れキリシタンらが、
乳飲み子を抱く「山姥」をマリア像に見立て、
禁教令が解かれる明治6(1873)年まで秘かに拝んだ、
と言われている。
(天草宝島観光協会ほか土産物店等にて販売中)
Today's BGM
この国に生まれてよかった(村下孝蔵)
春の予感(尾崎亜美)
Girl(The Beatles)

1. 型抜きした粘土をつなぎ合わせて成型
2. 乾燥させて素焼きにする
3. 研磨後に胡粉(ごふん)や泥絵の具で彩色
という工程を経て完成する、
この土人形の技術を後世に残さんと4年前、
天草出身の武蔵野美大教授や在京のデザイナーらが一念発起。
ご覧のような「アマビエ」や「よかっぱ」、「弁天さま」、「ひっぱりだこ」、
「めじろおし」などを「下浦土(どろ)玩具」と名付け、
地元の「しもうら弁天会」が製作・販売を担っている。
(直販サイトは、こちら)

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