1/20/2021

手、手、つ、攣る、攣れ、手よ!



先日、娘から聞いたコネタを1つ。

決着が容易でなかった物事に結論を出して終わりにする、
といった意味の「けりを付ける」。
「終止符(ピリオド)を打つ」や「かた(方・片)を付ける」、
「決着を付ける」等も、まぁ似たような意味なんだが、
この「けりを付ける」の「けり」をもしかしたら、
キックの「蹴り」と勘違いしている人はいないだろうか?

実は、この場合の「けり」はその昔、古文で習った助動詞の「けり」。
そう、俳句や和歌の結びが、
「~けり」の形で終わるケースが割と多いことから来ているのだ。
従って、「蹴り」は全くの誤り。
Today's BGM
星屑の街(加川良)
化粧(桜田淳子)
Wonderful Tonight(Eric Clapton)


余談だが、例えば夏場のゴルフの後、
反省会(麻雀)の最中にグリップを余りにも強く握りしめていた所為と、
水分補給が十二分では無かった所為で、
牌を掴んだ際、俄かに手が痙攣したりすることが偶にあるんだが、
そんな時に小生が高校の折に凄くお世話になった、
コワイ目の恩師・故花里先生に敬意を表しつつ使うのが、
完了・強意・並列を表す助動詞「つ」の下二段活用、
即ち「手、手、つ、攣る、攣れ、手よ!」。

このジョークを解ってくれるヤツが最近、
少なくなったのが玉に瑕ではあるのだが…。

痙攣し始めにはOS-1も結構効くのだとか

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