9/04/2020

「台風は逸れない」と覚悟すべし!



過去最大クラスで数十年に一度の「特別警報級」、
とも言われている台風10号。
しかも、昨今は下駄で占っていた頃に比べ、予報精度が格段に向上。
3日先に台風がこの小さな円の中に入る確率は実に7割だそうで、
この数字は"安打製造機"と称された、
あのヤクルト・若松勉が遺した生涯打率(.319)の優に2倍以上。

つまり、天草がこのメッチャ強い台風の暴風圏内に入るのは、
常識的にほぼほぼ間違いないと見るべきで、
縦(よ)しんば台風が予想円から多少外れたとしても、
家屋や農作物、或いは橋や道路といった公共インフラ等々に相当、
被害が及ぶであろうことは想像に難くない。
故に週末、呑気に麻雀を打っている場合では決して無いのである。
(今夜の金曜倶楽部定例会は当然中止となった)
Today's BGM
21番目のGrace(さかいゆう)
海を見ていた午後(ハイファイセット)
You'll Never Know(The Platters)

むしろ、この目の中に入った方がマシな気もする。

さて、史上最強、
数十年に一度の「伊勢湾台風クラス」と言われても、
今から61年も前(昭和34年)のことであり、
小生を含めピンと来ない方が大半かと存ずるが、
死者・行方不明者5千人以上、
全壊・半壊・流出家屋15万戸以上、
床上浸水15万戸以上、
被災者数は全国で150万人以上に上ると聞けば、
環境整備が十分に行き届いていなかった頃とは言え、
その恐ろしさの何分の1かは諸兄にも伝わったのではあるまいか。

因みに、富士山頂の91m/s(1966年)を除く歴代の最大瞬間風速は、
次の通り(各地点の観測史上1位の値によるランキング)。

01. 沖縄県宮古島 85.3(1966)
02. 高知県室戸岬 84.5(1961)
03. 沖縄県与那国島 81.1(2015)
04. 鹿児島県名瀬 78.9(1970)
05. 沖縄県那覇 73.6(1956)
06. 愛媛県宇和島 72.3(1964)
07. 沖縄県石垣島 71.0(2015)
08. 沖縄県西表島 69.9(2006)
09. 徳島県剣山 69.0(1970)
10. 鹿児島県屋久島 68.5(1964)

なお熊本県の歴代最高値は、天草市牛深で観測した66.2m/s(1999)だ。

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