過去最大クラスで数十年に一度の「特別警報級」、
とも言われている台風10号。
しかも、昨今は下駄で占っていた頃に比べ、予報精度が格段に向上。
3日先に台風がこの小さな円の中に入る確率は実に7割だそうで、
この数字は"安打製造機"と称された、
あのヤクルト・若松勉が遺した生涯打率(.319)の優に2倍以上。
つまり、天草がこのメッチャ強い台風の暴風圏内に入るのは、
常識的にほぼほぼ間違いないと見るべきで、
縦(よ)しんば台風が予想円から多少外れたとしても、
家屋や農作物、或いは橋や道路といった公共インフラ等々に相当、
被害が及ぶであろうことは想像に難くない。
故に週末、呑気に麻雀を打っている場合では決して無いのである。
(今夜の金曜倶楽部定例会は当然中止となった)
Today's BGM
21番目のGrace(さかいゆう)
海を見ていた午後(ハイファイセット)
You'll Never Know(The Platters)
むしろ、この目の中に入った方がマシな気もする。
さて、史上最強、
数十年に一度の「伊勢湾台風クラス」と言われても、
今から61年も前(昭和34年)のことであり、
小生を含めピンと来ない方が大半かと存ずるが、
死者・行方不明者5千人以上、
全壊・半壊・流出家屋15万戸以上、
床上浸水15万戸以上、
被災者数は全国で150万人以上に上ると聞けば、
環境整備が十分に行き届いていなかった頃とは言え、
その恐ろしさの何分の1かは諸兄にも伝わったのではあるまいか。
因みに、富士山頂の91m/s(1966年)を除く歴代の最大瞬間風速は、
次の通り(各地点の観測史上1位の値によるランキング)。
01. 沖縄県宮古島 85.3(1966)
02. 高知県室戸岬 84.5(1961)
03. 沖縄県与那国島 81.1(2015)
04. 鹿児島県名瀬 78.9(1970)
05. 沖縄県那覇 73.6(1956)
06. 愛媛県宇和島 72.3(1964)
07. 沖縄県石垣島 71.0(2015)
08. 沖縄県西表島 69.9(2006)
09. 徳島県剣山 69.0(1970)
10. 鹿児島県屋久島 68.5(1964)
なお熊本県の歴代最高値は、天草市牛深で観測した66.2m/s(1999)だ。
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