8/08/2019

ふの良か、ふの悪かの「ふ」



国立がん研究センターの発表によると、
2009~2010年に癌と診断された患者の5年生存率は、
全ての癌を合わせて66.1%だったそう。

つまり、2/3近くの人は「癌でも平均5年は持つ」ということなんだが、
部位でも、進行の度合いでも当然結果は変わってくる訳だし、
カネの掛け方でも治りに差が出る筈。
また、治療により一旦治癒したと医者が判断を下した後は、
同じような場所に再び同じような癌が、
かなり進行した状態で見つかったとしても、
それは「再発」では無く、新しい癌と見なされるらしいので、
ヒト1人の命より医者のメンツの方が遥かに大事、
と考える医者に当たった時点で、恐らく万事休すなのかと。
ま、早期発見に努めるに越したことは無いんだろうが…。
Today's BGM
耐え難くも甘い季節(冨田ラボ・畠山美由紀)
すぅいーと るーむ ばらっど(吉田拓郎)
八月の濡れた砂(石川セリ)


さて、小生みたいに偶々、
58歳の時に受けた人生初の健診において、
心臓は僅かな不整脈以外、特に異常なしと判断され、
その後、体に何の変化も起きなかったので、
「もしかすると、おらぁヘビースモーカーばってん、
人より長生きするとかも」と思いきや、
その翌年に受けた人生2度目の健診では、
偶々心電図に詳しい女医さんに診て貰ったのが功を奏し、
心電図の異常~心筋梗塞の発見、禁煙に至り、
さらに日本有数の心臓外科の権威の執刀により、
熊大にて5時間半に及ぶ冠動脈バイパス手術を受け、
3年半後の今日もこうして無事に生きているのだから、
これを「ふの良か」と言わずして、何と言おうか。

つまり、ゴルフのスコアが多少悪かろうと、
麻雀の結果が骨折り損の草臥れ儲けであろうとも、
「できるだけで幸せ」と思わねばバチが当たるということ。
因みに「ふの良か、悪か」とは、
運がいい、悪いという意味の熊本弁。
福岡や長崎、鹿児島などでも同様の使い方をするらしいが、
「ふ」にどんな漢字を当てるのかは結局分からず仕舞い。
運否天賦(うんぷてんぷ)の「賦」か?
余談だが、この臭い虫のことも天草では「ふ」と云う。

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