6/10/2019

来る者を拒まず、去る者を追わず



あまり信心深くない小生が言うのも何だが、
東向寺(曹洞宗・天草市本町新休)、
國照寺(曹洞宗・天草郡苓北町志岐)、
崇圓寺(浄土宗・天草市河浦町一町田)、
圓性寺(浄土宗・同栖本町湯船原)の4か寺を合わせ、
特に「天草四か本寺」と言うのだそう。

何故特別なのか?
物の本によると、天草の初代代官・鈴木重成は、
島原・天草の乱後の1642(寛永19)年、
キリシタンの根絶と荒廃した人心の安定を図るため、
曹洞宗13か寺、浄土宗7か寺、真言宗1か寺の計21か寺と神社2社を建立。
その中の4か寺に一段と高い寺格と寺領を付与し、
僧侶には地位と権威を与えたのだとか。
実は昨日、四か本寺の1つ・松栄山東向寺に美女4人を伴い、
或るお願いに行ってきた。
Today's BGM
翳りゆく部屋(スターダスト・レビュー)
真夏の果実(大橋純子)
現在の現在(吉田拓郎)


何を隠そう、冬は最大5mの積雪があるという、
大本山・永平寺にて1年間、
我々には想像もつかない超厳しい修行に耐えた、
東向寺31世・岡部守信住職は、
「わるが、おるが」と言っても全然構わない、高校の同級生で、
しかもヴィンテージ・バイクやオーディオなど小生とは趣味も共通。
つまり、全く気の置けない仲なんだが、
その彼に今秋予定している、
天高大同窓会(250人規模)の講師をタダで引き受けて貰おうと、
先月(男3人)に続き2回目のお願いに行った次第。

しかし、この男、なかなか首を縦に振らないどころか、
昨日は小生に向かって、
「おまえの方が適任だ」などとトンデモナイことを言い出す始末。
ま、ダメな場合は三顧の礼に倣って、
もう一度、檀家を何人か引き連れてお願いするしかあるまい、
などと考えていた矢先(本日昼前)にケータイが鳴ったのだ。
「何度も礼を尽くして貰ったし、あんまり世話を掛けるのも申し訳ないので」

色仕掛けが功を奏した、と言いたいところだが、
4人とも確かに美人ではあるものの全員、
薹(とう)の立った同級生(つまり62、3歳)なので。
因みに、大晦日の除夜の鐘は信仰に関係なく、
どなたでも撞けるとのこと。
希望される(特に煩悩の多い)方は冥途の土産に是非。
(そもそも禅寺には他教・他宗を阻むための門扉が無い。
即ち、来る者を拒まず、去る者を追わずという考え方なのだ)

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