上の写真は、高齢運転者であることを示す通称「四葉マーク」。
正式には「高齢運転者標識」と呼び、
22年前の1997(平成9)年に努力義務として導入された。
その当時のものはご承知の通り、
免許取得後1年未満の者が掲示しなくてはならない、
所謂初心者マーク(1972年導入)が「若葉色」であるのに対し、
「枯葉色」「落葉色」「朽葉色」などと揶揄される、
凄く悲観的な色合いであった(写真下)。
そこでお上は、ただでさえネガティブになりがちな高齢者に、
枯葉や落葉を連想させる印を付けさせるのは幾ら何でも拙いだろう、
ということで一計を案じ、
幸福の象徴とされる四葉のクローバーにシニアの「S」を組み合わせた、
若葉マークに勝るとも劣らぬ、
頗(すこぶ)る洒落たデザインに変更したというワケ。
2011(平成23)年2月のことだ。
Today's BGM
四つ葉のクローバー(槇原敬之)
中央フリーウェイ(大橋純子)
5月の風は(佐藤公彦)
ところで諸兄は、
そもそもこのマークを掲示しなければいけない高齢運転者とは、
一体幾つ以上を指すのか、ご存じであろうか?
1. 75歳以上
2. 70歳以上
3. 65歳以上
答えは、2番の70歳以上。
但し、導入当初は75歳以上が対象で、
2002(平成14)年6月1日に年齢を引き下げ。
(対象は軽・タクシーを含む普通自動車。二輪や中型以上は除外される)
なお、現時点では飽くまでも努力義務規定であるため、
高齢運転者が四葉マークを掲示せずとも、
反則金や違反点数は課されない。
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