
本日9月10日は、「にがりの日」。
何故そうなのかと云うと、
兵庫県赤穂市に本社を置き、
海洋深層水の加工品(飲料水や塩など)を製造・販売する、
赤穂化成という会社が制定したもので、
製塩の副産物である「にがり」は漢字で「苦汁」と表記することから、
くじゅうの語呂合わせで本日を記念日としたそうな。
因みに、この会社の法人化は1971(昭和46)年、
つまり創業以来まだ半世紀足らずの比較的新しい企業、
と思われがちだが、
前身の塩業組合は何と江戸時代より天然塩の製造を行なっていたのだとか。
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さて、「にがり」は前述の通り、
海水から食塩を析出させた残液であり、
主成分は塩化マグネシウム(約20%)。
このマグネシウムイオンこそが苦みの正体で、
専ら豆乳を豆腐に変える凝固剤としての利用が知られている他、
一時期「にがりダイエット」なる健康法も話題になったが、
ダイエット効果についての科学的根拠は明確になっておらず、
また、摂り過ぎにより下痢やミネラルの吸収阻害、高マグネシウム血症等、
体に悪影響を及ぼす場合もあるため、
にがりの過剰摂取にはくれぐれも注意すべしとのこと。
なお、くじゅう(苦汁)は文字通り苦い汁、転じて苦い経験のことで、
使い方としては、_を嘗める、_を飲まされる。
一方、くじゅう(苦渋)はと云うと、これまた文字通り苦くて渋いこと。
また、苦しみ悩むことや、そのさま。
_を味わう、_の色を浮かべる、_の決断。
苦汁なのか、苦渋なのか、自分では判断が付き兼ねるが、
小生と鬼嫁とが初めて人様の前で結婚披露宴を行なったのが、
実は40年前のこの日である。

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