7/20/2018

諸兄は「フーロー豆」という野菜をご存じか?



諸兄は「フーロー豆」という、やたら長い豆をご存じであろうか?
ご覧の通り長さ以外の見た目は、
ほぼインゲンそのものなんだが、
その長さが、豆にしてはかなり半端ない約40cm。

何処から手に入れたかと言うと、
週に1度だけ、雨の日も風の日も、
もちろん昨日のように熱風で息がし難い日も、凍える日も、
只管リヤカーを引いて、
「N作業所です。〇〇は要りませんか?」
と野菜を売りに来る、目玉のギョロっとした兄ちゃんから。
(確か10本位の束で180円だった)
Today's BGM
忘れたいのに(高木麻早)
三線の花(BEGIN)
人生の扉(竹内まりや)


「額に汗して働く」喜びを分かち合うことがモットー、
という某知的障碍者の福祉施設に通う彼は、
あまり愛嬌が良くないのと、
冗談が通じ難いのが玉に瑕だが、
小生は最低月に2回は購入している。
もちろん、良かれと思ってだ。
ところが、家計を預かる我が家の鬼嫁は、
「お父さん、人助けもヨカばってん、あんまり沢山買わんで」
実はここの野菜、全てが規格外という訳では無いものの、
市価よりも若干割高で、しかも古いものが多く、
直ぐに調理しないとダメになって、結局捨ててしまうという、
最悪のパターンによく繋がるのだとか。

そこで今回、些か萎び加減のフーロー豆をその日の内に油でサッと揚げ、
ゴマ醤油で和えて貰い、2日で完食。
味は普通のインゲンとほぼ同じ、
と言うか、殆どゴマ醤油の味しかしなかった。
因みに、フーロー豆というのは大角豆(ささげ)の沖縄名で、
インゲンに比べて蛋白質が約1.4倍、
βカロテンが約2倍、ビタミンCが約3倍、ビタミンKが約2.5倍、
食物繊維が約1.7倍含まれる、
凄く栄養価の高い島の伝統野菜なのだそう。

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