ご承知の通り滋賀県彦根市で今月、
地元JAが主催する「おにぎり早食い競争」で死人が出た。
この早食い「近江米の美味しさを知って貰うため」のイベント、
との触れ込みだが、
早食いで米の美味さが伝わるとは到底思えないので、
これがこじつけに過ぎないことは明々白々。
主催者の本当の狙いは、挑戦者が慌てふためく様子や、
ご飯をのどに詰まらせて目を白黒させる様子を観客に見せて会場を盛り上げる、
多分そんなところであろう。
Today's BGM
さようなら(NSP)
想い出まくら(坂本冬美)
そもそも早食い・大食いの類は、
予てより下品極まりないだけでなく、
頗る体に悪い(肥満や口臭、臓器への悪影響)ともされているし、
世界のどこかで毎日、
何百・何千人もの餓死者が出ていることを思えば、
本来なら米の大切さを誰よりも理解しておくべき筈のJAとしては、
余りに罰当たりで愚か、お粗末な行為とも言える。
因みに、今年の早食い競争には15名が参加。
「お茶を用意し、慌てさせないよう安全に配慮していた」
というのが彼らの言い分らしいが、
優勝者には近江牛1kg、
2・3位には500gの賞品が夫々用意されており、
「慌てるな」は無理な相談。
しかも、亡くなった28歳の青年は昨年のチャンピオンで、
連覇が懸かっていたと云うではないか。
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