12/08/2015

「もみじ」と「かえで」の違い


恐らく今がピークの母校の銀杏(今朝)

紅葉の時期も、あっという間に終わりに近付き、
朝晩の寒さが身に凍みる今日この頃。
ところで諸兄は、「もみじ」と「かえで」の違いをご存じであろうか?

紅葉、椛と書いて「もみじ」。
楓、槭(木偏に親戚の戚)と書いて「かえで」。
実は、「どちらも同じ」と小生は思っていたのだが、
考えてみると、字が違うのだから当然、
意味も異なっていなければならない訳で…。
しかし、「もみじも、かえでも同じ」という答えは、
強ち間違いとは言い切れないのだとか。
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約束の丘 / 福山雅治
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Vincent / Don McLean
I Can't Get Started / Duke Jordan
「もみじ」とは、文字通り「紅葉」のこと。
語源は、染物の「揉み出づ」で、
ベニバナ(紅花)を真水に浸けて揉むと黄色い色素が、
灰汁に浸けて揉むと鮮やかな紅い色素が夫々「揉み出せる」ので、
転じて木々の葉が赤や黄色に色付くことや、
紅葉そのものを「もみじ」と呼ぶようになったらしく、
「赤葉」では無く「紅葉」の字が定着したのは、
やはり紅花に由来するからだそう。



一方「かえで」は、葉の形を見て分かる通り、
かえる手が変化した言葉で、
カエデ科カエデ属の落葉高木のこと。
つまり、「もみじ」は紅葉する全ての草木を指し、
「かえで」は、その中の1つの植物に過ぎない、
というのが正しい答えなんだが、
ご承知の通り「かえで」が紅葉を代表する木であることから、
一般には「もみじ=かえで」と認識されてもいるということ。
なお、紅葉、黄葉、褐葉をひと括りにして「紅葉」と呼んでも、
全く差し支えないのだとか。

ポチ「紅葉は凄くアバウトなんだな」

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