先週の金曜日、
即ち今年の初打ちを翌日に控え、
胸躍らせていた建国記念の日(旧紀元節)のこと。
朝から急に舞い込んだ仕事を昼過ぎまで掛かって済ませ、
さぁ一息吐こうかとした矢先に突然、背中が「ぞくっ」と。
そう、いつもの「熱の出始め」の合図、所謂「悪寒」である。
(この時点で7度1分)
何卒熱よ下がり給えの願いも空しく、
就寝時の7度5分を経て、朝方4時過ぎには7度9分。
(平熱が5度8分なので、7度後半になるとかなりキツイ)
それに、まさか感染症のリスクを抱えたまま、
カートに他の誰かと同乗する訳にも行かないので、
「御免、朝まで下がらんだったバイ。3人で楽しんで来て」
と誘ってくれた後輩に詫びのLINEを入れ、
テレビの前に寝っ転がっていると、2階から降りてきた鬼嫁が、
「お父さん、早よう病院に行って来なっせ。
陰性じゃ無かと、私しゃ仕事に行かれんとよ」
別涙(因幡晃)
Today's BGM
風になりたい(川村ゆうこ)
Daniel(Elton John)
以前、インフルの検査でイタイ目に遭っている身としては正直、
二度と受けたくない検査ではあったが、
鬼嫁の言う理屈も確かにご尤もなので、
仕方なく掛かり付けの総合病院に。
「朝予約した〇〇ですが、
駐車場に着いたら、もう一度電話してくれとのことだったので」
「今、病院の前ですか? 誠に申し訳ありませんが、
発熱外来専用の駐車場はウラに用意してありますので、そちらに」
8時半に病院に到着したものの結局、
綿棒片手の医者が駐車場に現れたのは9時15分過ぎ。
鼻の奥をこれでもか、これでもかと引っ掻き回された後、
そのまま車中で待つこと約30分。
漸くナースが現れ「検査をしますので中へどうぞ」と案内されたのが、
そう去年、「咳止め」を貰いに来ただけの際、
熱も無かったのに恰(あたか)も伝染病患者の如き、
大袈裟な扱いを受けた、あの忌まわしい発熱外来の待機室だ。
案の定と言うか、血圧を測り、採血をして1時間以上が経つというのに、
その後は全く梨の礫(つぶて)。
表の駐車場には僅か1台しか車は留まっていないのに。
(土曜日だから、恐らく急患以外の受付はしていない筈)
如何に温和な性格の小生と雖も最早限界と感じ、
一旦内線の受話器を持ち上げたが、
これまたウンもスンも言わないので、外線に本日3回目の架電。
「もしも~し、もしかすると打忘れちゃ居らっさんかな~?
て思うて電話ばしてみました」
よもや看護師と乳繰り合っていた訳ではあるまいが、
約20分後に先ほどのドクターが押っ取り刀の体(てい)で登場。
「済みませんね、お待たせして。今日は何しろ発熱の患者さんが多くて」
そう言われたら普通ぐうの音も出ないが、
3つに仕切ってあるこの待機室の中には、ずっと小生1人きりなのだ。
ま大方、医者は皆ゴルフにでも出払っているんだろうと思いつつ、
抗生剤の処方箋とお愛想(会計)のため更に待つこと30分。
幸い、コロナは陰性(簡易PCR検査)だったらしいが、
何らかの原因で白血球が異常に増えていると指摘された次第。
因みに昨日まで8度あった熱も、今日になって漸く引いたようだ。
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