1/13/2021

「折見舞い」の話



「折見舞い」とは、
「見舞いに行くのに手ぶらじゃ格好付かないので、菓子折りでも」
という話では無論なく、
寒暑の折の見舞い・挨拶状のこと。

寒中、即ち寒の入り(小寒=今年は1/5)から、
寒の明け(立春の前日=節分=同2/2)までに行なうのが、
「寒中見舞い」だ。
と言っても安否確認はメールで簡単に出来る昨今、
諸兄も恐らく小生同様、専ら喪中の家や、
年賀状を出しそびれた方などにのみ出しておられるかと存ずるが、
小生は例年、出す時は丁度大寒(今年は1/20)に届くよう、
見計らって投函している。
Today's BGM
春のからっ風(福山雅治)
カムフラージュ(樹里からん)
Morning has Broken(Cat Stevens)


因みに、立春を過ぎて(春になって)からなお厳寒の日が続く、
といった場合に出すとしたら「余寒見舞い」。
つまり、立秋以降に出す「残暑見舞い」の寒バージョンという訳だが、
全然寒くも無いのに出せば無論、
相手に「与太郎か」と思われ兼ねないので、注意が必要だ。

なお、「暑中見舞い」も小暑(今年は7/7)以降に出す決まりだが、
この頃、日本は未だ多くの地域で梅雨明け前。
丁度梅雨寒の最中だったり、
家が浸かる程の大雨が降っていたりする場合も有り得るので、
投函は先方の様子を見ながら慎重に判断すべし。

0 件のコメント: