4/18/2020

モカ飲むカモに、アメリカン飲む馬鹿



キリマンジャロという山がアフリカ最高峰であることは多分、
諸兄もご承知であろうと存ずるが、
果たして如何ほどの高さがある山なのか、お分かりであろうか?

1. 蔵王山や赤城山クラスの1,859m
2. 富士山よりも高い3,859m
3. 火山・山脈に属さない独立峰としては世界一の5,859m

そう、答えはお見込みの通り3番である。
では「白い山」の意味を持つ語キリマンジャロを2つに分けるとしたら、
一体どこで区切るべきか?

1. キリマン-ジャロ
2. キリマ-ンジャロ
Today's BGM
ひと足遅れの春(とんぼちゃん)
オレンジ村から春へ(りりィ)
Have You Never Been Mellow(Olivia Newton-John)


これまた、勘の鋭い方なら直ぐにお分かりになった筈。
答えは山(キリマ)+白い(ンジャロ)で2番だ。
タンザニア北部の自然保護地域「ンゴロンゴロ」やセネガル第二の都市「ンバケ」、
或いはカメルーン第三の都市「ンコングサンバ」等々、
アフリカには「ン」で始まる言葉が結構幾つもあるのだ。

さて、「キリマン」と言えば、
コーヒーを思い浮かべる方も多いだろう。
古来コーヒー豆の人気は概ね、
1. モカ・マタリ(イエメン)
2. ブルーマウンテン(ジャマイカ)
3. ブラジル・サントス
4. マンデリン(インドネシア)
5. キリマンジャロ(タンザニア)
の順とされているようだが、小生のイチオシは断然甘みの濃いコロンビア。
専門店に行く機会があれば、是非お試しを。

なお、「モカ飲むカモに、アメリカン飲む馬鹿」とは、
その昔、喫茶店の全盛期に流行った、
例えば「俺モカ」「じゃ俺も」「俺も」と、
高いカネを払ってまで「右へ倣え」で注文してくれる、
店側にとっては凄く有難い人たちや、
ある意味「苦いからこそ」のコーヒーを、
「苦くなくて凄く飲みやすい」との、
凡そコーヒー通にあるまじき理由により、
アメリカンをチョイスする人たちを、
申し訳ないと思いつつ揶揄する時の言い回し。
(アメリカンには通常浅煎り豆を用いるので、
胃に対する刺激は中・深煎りよりもむしろ強くなる)

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