1/26/2020

初場所千秋楽、「優勝決定戦」はあるのか?



相撲取りは決して重ければ重い程よい、というものではあるまい。
背丈に合った、バランスの取れた重さというものがきっとある筈だ。

諸兄もお気付きのことと存ずるが、
ここ数場所は大幅な体重増加の所為で、
単なるデブにしか見えない大関・貴景勝は昨日、
熱戦の末、ライバル・朝乃山に負けて11勝3敗。
「優勝」の芽を自ら摘んでしまった。

ま、責任感が希薄な蒙古勢の2横綱は今場所も早々と休場したし、
「大関の資格は全く不十分」
「最早陥落した方が身のため」
としか思えない元大関・髙安とカド番・豪栄道は、
14日目を終わって共に5勝9敗の体たらく。
そんな中で貴景勝は孤軍奮闘、
本当によく頑張っている方なんだろうけど、
このまま際限なく太り続けると、下半身への負担も然ること乍ら、
きっと糖尿病か何かで早死にするに決まっている、としか。
Today's BGM
海を泳ぐ男(吉田拓郎)
想い出のスクリーン(八神純子)
Seventeen(Janis Ian)


さて、勢いある新入幕の若手なら兎も角、
これまで殆ど何の実績も挙げていない、
33歳の再入幕ロートルによる幕尻初優勝という、
正に前代未聞の奇蹟が昨日、
熊本は宇土市出身・正代の敗戦により俄かに現実味を帯びてきた。
但し、問題は「優勝」への意識。

昨日まで殆ど無欲で戦って功を奏してきた徳勝龍に、
恐らく生涯、最初で最後のビッグ・チャンスを是が非でもモノにしたい、
との色気が湧いてきた時に、
果たして「ダメ元」の開き直りが出来るか否か。
「負けられない」重圧から昨日、解放された貴景勝に、
少しでも大関の意地が残っていれば、正代との優勝決定戦という、
相撲ファンにとっては願っても無い展開が待ち受けているし、
そうなれば、よもや正代も同じ相手に2度続けて失敗するとは…。

0 件のコメント: