9/27/2018

大きくて甘い「新高」の出荷始まる



待ちに待った「新高」の出荷が本格的に始まったそうな。
最盛期は10月の頭で、そこから約1か月間、
美味しい旬の梨が戴けるのだそう。

葡萄でも「巨峰」が一番好きな小生。
理由は言うまでも無く、一つ一つの粒が大きくて甘いから。
小粒のデラウェアだったら10個以上、
女・子どもみたいにチマチマ食べなくてはならない所を、
大粒の巨峰であれば、たった一口で済む。
無精者の小生にとって、「巨峰」も「新高」も正に打ってつけの果物と言える訳で、
これらがリーズナブルな値段で手に入れば、さらに良し。
台風24号が何卒、「巨峰」や「新高」を落としませんように。
Today's BGM
寝た子を起こす子守唄(小川範子)
別涙(因幡晃)
待ち合わせ(ハンバートハンバート)


さて、「天の川」と「長十郎」の交配によって誕生した「新高」の歴史は意外と古く、
昭和2年、東京府立園芸学校の玉川果樹園にて命名。
当時、日本で一番高い山であった、
台湾の新高山(3,952m)に由来するのだそう。
(真珠湾攻撃の暗号電文「ニイタカヤマノボレ」の新高山)
なお、「新高」の特徴は、
1kg前後の大型品種で、果汁が多く、歯応えがあり、味は酸味が薄く甘い。
また、洋梨ほどではないが芳香もあり、比較的日持ちが良い。

梨の品種ごとの生産量は、
1位:幸水(約4割)
2位:豊水(3割弱)
3位:二十世紀(約1割)
4位:新高(約1割)となっているが、
「新高」の生産量1位は我が熊本県で、以下千葉、新潟、大分の順。
熊本で「荒尾梨」と云えば、それは即ち「新高」を指す。
余談だが、物事を少しずつ変えていくことを「なし崩し」と言うが、
漢字で書くと「済し崩し」なので、梨とは関係ナシ、なんちゃって。
(元々の意味は、借金を少しずつ返済すること)

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