7/09/2018

静脈が出難い人でも安心、全く痛くない「採血器具」



高血圧・高脂血症、境界型糖尿病等々の治療のために現在、
8週間おきに専門医の診察を受けている小生。
その都度、看護師に採血をして貰っているんだが、
小生の静脈も、やはり親(?)に似て人一倍、人見知りをするようで、
特に初めての人が相手だと、美人・不美人に拘わらず、
なかなか表の方まで姿を現そうとしない。

実は前回(5月)も、30代と思しき初対面のナースが2度失敗。
も少し年増の人にチェンジして貰って、
何とか3度目に事なきを得た次第だったのだが、
先週の水曜日に行った際も、
「何度も痛い目に遭わせて、本当に申し訳ありませんでした」と前回、
平謝りに謝った看護師が勇気を持って再び登場。
今日は一体どう上手くやるつもりなのか、稽古でも積んできたのかと、
興味津々の小生が注意深く見守っていると、
彼女は手順通り二の腕をゴム管でキツく縛り、
親指を中に入れて強く握るべしと小生に言った後、
一旦は静脈を指で探るも、今回は直ぐに諦め、
ご覧のような細いチューブ付きの、
恐らくは針が極細の新兵器を取り出してブスッと一挿し。
一発で成功しただけでなく、
蚊が刺した程の痛みすらも全く感じなかったのだ。
(ザっと、こんな形。全く一致しているかは不明)
Today's BGM
夜空ノムコウ(中西保志)
デイドリーム・ビリーバー(高畑充希)
What A Wonderful World(西岡恭蔵)


ところで、諸兄は「TG」が何を意味するか、ご存じであろうか?
料金所(Toll Gate)? 東京ガス(Tokyo Gas)?
感謝祭(Thanksgiving)? それとも性別越境者(transgender)?

何れも間違いでは無いものの、
小生が言いたかったのは、トリグリセリド(triglyceride)。
息災な方には縁のない言葉かも知れないが、
この2文字、実は小生が病院から貰った、
患者必携の糖尿病連携手帳の検査項目の欄に、
「中性脂肪」を表す略語として用いられている。
ま、マス自体が小さいから敢えて漢字4文字では無く、
アルファベット2文字の方を採用したんだろうが、
そもそも中性脂肪は英語で「neutral fat」なので、
略すのであれば「TG」より「NF」の方が万人に通じ易そうな気がするし、
日本人向けなら「中脂」で十分、
と言うか、年寄りにはむしろその方がずっと分かり易い筈だ。

さて、「TG」を見て瞬時に「中性脂肪」のことだと理解できる人は、
医療関係者以外で果たしてどれ位いるか、
小生には甚だ疑問な訳だが、
実は、こうした検査項目の欄には横文字が沢山溢れており、
LDL-C(悪玉コレステロール)、HDL-C(善玉コレステロール)、
HbA1c などの割と一般的な一部の文言を除けば、
AST(GOT)、ALT(GPT)、Cr、eGFR、UAなど、
あとは専門的過ぎて、全く何のことやらチンプンカンプン。
毎回、ネットで検索する必要が生じ、
患者にとっては極めて不親切と言わざるを得ないし、
本来データ・数値を一番気にする必要がある我々は、
どうも蚊帳の外に置かれているような気がしてならないのだ。

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