7/16/2018

才能の塊り、笑福亭たま



昨日朝のNHK「演芸図鑑」に出演していた、
落語家・笑福亭たま
03年の大阪府舞台芸術新人賞を皮切りに、
04年の文化庁芸術祭演芸部門新人賞、
07年の第1回東西若手落語会コンペティション優勝、
08年の第2回繁昌亭輝き賞、
09年の第46回なにわ芸術祭新人奨励賞等々、
ありとあらゆる賞を総なめにした挙句、
15年と16年には国立演芸場花形演芸会金賞を2年続けて掻っ攫い、
さらには第1回ロフト"くち喧嘩王"選手権でも優勝した、
古典と新作の両刀使い。

諸兄も恐らく何度か、ご覧になったことがお有りかと存ずるが、
彼の十八番の「ショート落語」が抜群に面白かったので、
運悪く見逃したと仰る方のために1つだけ、ご紹介しておこう。
Today's BGM
青い夏(伊勢正三・山本潤子)
海は恋してる(ザ・リガニーズ)
白い2白いサンゴ礁(Mi-Ke)


野鳥の観察

「所長、この研究所の近くには色んな野生の鳥、
野鳥が飛んで来るんですか?」

「そうなんですよ。この辺りには色んな野生の鳥、
野鳥が飛んで来るんですよ」

ピー ヒョロロロロロ…
ピー ヒョロロロロロ…
ピー ヒョロロロロロ…

「トンビですか? トンビ?」

「ファックスです」

因みに彼は、昭和50年大阪府貝塚市生まれの43歳で、
京都大学経済学部卒の秀才。
素っ頓狂な声を聴いている限り、決して賢そうには見えないが、
そこが彼の良さでもあるのだろう。
(「たま」の名は、実家がビリヤード場だったから)
ということで、今の時期にピッタリの演目「青菜」

なお貝塚と言えば、61年の欧州遠征で22連勝を果たし、
62年の世界選手権でも宿敵ソ連を倒し、見事優勝。
"東洋の魔女"と恐れられた、
あの大松博文監督率いる女子バレーボールチーム、
「日紡貝塚」の本拠地だ。
(東京五輪で金を獲った日本代表の主力も、大半は彼女たち)

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