12/01/2017

あの萩尾望都も推薦!「我らコンタクティ」



10日ほど前のこと。
熊本市内に住む同級生のF子ちゃんから、
「娘が漫画の単行本を出すので、ヨロシク」とメールがあった。

彼女の娘が京都の大学に進んだことは知っていたけれど、
漫画家になっていたことは初耳。
(もしかすると一度聞いたことがあったのかも知れないが、
小生はご存じの通り生来の粗忽者で尚且つ馬耳東風と云うか、
他人の話は半分以上聞き流す性質であるため、生憎全く記憶に無い)
それに、女が描く作品なら、
「りぼん」か「少女フレンド」「マーガレット」に載ってくるような、
きっと冴えない漫画に相違ないと思いつつも、
一応同級生の誼(よしみ)でTSUTAYA天草店へ行ってみた。
すると…。
Today's BGM
青春挽歌(かまやつひろし)
On and On(Stephen Bishop)
Bye Bye Blackbird(Julie London)


コミック売場にドーンと平積みでこそ置いて無かったものの、
正面の割と目立つ場所(目線の高さ)に、
表紙をコチラ側に向けて並べる面陳列。
ご承知の通り、これは書店員が専ら、
オススメの書籍を並べる時に用いる手法である。
「森田るい」という殆ど無名に近い作家について、
例えば彼女の母親が本中・天高のOBなんてことは絶対、
知る由も無い筈なのに何故TSUTAYAは、
この本にソコまで気を使ったのか?

ま、講談社という大手出版社の名前、
若しくは出来立てホヤホヤ(24日発売)の新刊だったから、
の何れかであろうとは存ずるが…。
因みに、この「我らコンタクティ」は2013年春、
「マキと渡とすげぇキモチ悪い虫」でアフタヌーン四季大賞を受賞し、
そのご褒美として月刊アフタヌーンに今年5~11月連載された、
歴とした青年もの(少女漫画では無い)。

なお、作者・森田るいは熊本市出身で、
金沢市立芸大と京都市立芸大の院(何れも彫刻科)を出た才媛。
中身は読んでからのお楽しみだが、
実際に読んでみて小生、「なかなかの秀作」と思った次第。
無論、掛け値なしにだ。

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