大阪桐蔭VS仙台育英の試合 その2

7回ウラ、仙台育英の攻撃。
2死無走者で、この試合2度目のアクシデントが起きた。
遊ゴロを放った、仙台の6番キャッチャー渡部、
彼は2日前の試合で9回に脱水を起こし、
病院に搬送された、現代っ子らしいと言うか、
肉体・精神的に若干ヤワと思しき選手なんだが、
その渡部が一塁ベース上で、
ファーストを守る中川と交錯、転倒したのだ。

断っておくが、中川の足は普通にベースに着いており、
彼に落ち度は全く無い。
また、渡部がスポーツマンらしからぬプレーをする理由も、
同点（0-0）のこの時点では全く見当たらない。

Today's BGM
帰れない二人（井上陽水）
花束を君に（宇多田ヒカル）
Laughter in The Rain（Neil Sedaka）

きっと、渡部の足クセが生来、
人一倍悪いというだけの話なんだろう。
但し、映像を見る限りにおいては、
まさに一塁を駆け抜けんとする渡部の左足が、
柔道家の出足払いの如く、
恰も狙って蹴りに行ったかのような、
実にヤバイ動きをしているのだ。

しかし、度重なる不運と痛みにもめげず、
中川は脚に治療を施した後の8回表1死2塁で、
もしかすると、自軍の投手の出来、
終盤までエースを温存してきた有利さ等から考慮して、
先取点＝決勝点と思っても全く不思議ではない、
頗（すこぶ）る貴重なレフト前タイムリーを放った。
クリーンアップの面目躍如、
まさに天晴れ！な大活躍、と言いたいところであったが…。