7/23/2017

気温は毎日、「百葉箱」で測っているものと思いきや



諸兄も子どもの頃、学校の敷地内の何処かで、
こんな白い物体をご覧になったことがおありだろう。
コレ、温度計・湿度計などの気象観測機器を、
日射から遮断したり風雪から保護したりするための「百葉箱」。

確か関係者(理科の先生や係?の人)以外、
触れてはイケナイとの決まりがあったかと存ずるが、
ダメと言われれば言われる程、中を覗きたくなるのが人情。
実は小生も小3か小4の時に一度だけ、
ハラハラドキドキしながら、
この白い禁断の扉をこそっと開けたことがある。
結果は無論、期待外れ。
以来50年余り、この箱のことはすっかり記憶から抜け落ちていたけれど、
百葉箱を用いた気象観測だけは、
てっきり今も続いているものと思いきや…。
Today's BGM
やさしさとして想い出として(ふきのとう)
夏に恋する女たち(中谷美紀)
Without You(Harry Nilsson)


小学校では、もしかすると未だ使っている所があるのかも知れないが、
気象庁(気象台や測候所)では1990年代以降、百葉箱を廃止。
現在はご覧のような、
「強制通風筒」という装置を用いた観測に変更してあるそう。

なお、明後日7/25は、1933(昭和8)年のこの日、
山形市で当時の最高気温40.8°Cを記録したことに因む、
「最高気温記念日」。
但し、この記録は07(平成19)年8月16日、
岐阜県多治見市と埼玉県熊谷市において40.9°Cという、
僅か0.1°Cながら74年ぶりの記録更新がなされているし、
非公式な観測地点(例えば街中や雑踏)ではご承知の通り、
これらを遥かに上回る数値がほぼ日常的に観測されている。
ま、トランプ1人の所為に出来ないことだけは確かだが。

0 件のコメント: