7/13/2017

赤子殺すにゃ刃物は要らぬ、塩のひと摘まみもあれば…



盛岡市の認可外保育施設で一昨年、
預かり保育中の当時1歳の乳児に食塩水を飲ませ、
食塩中毒で死なせたとして元経営者の女(33)が一昨日、
岩手県警に逮捕されたんだが、
その女は調べに対し、
「食塩は混ぜたが殺すつもりは無かった」と、
意味不明な供述をしているそう。

量にも依るが食塩はご承知の通り、
減塩を余儀なくされている我々高血圧症や糖尿病患者、
腎臓・心臓を病んでいる人たち等にとっては毒以外の何物でも無いけれど、
食塩を水に溶かした位で人が死ぬなんて話は多分、
大抵の人は知らない筈だし、
直ぐにバレることから、女がそれを知ってて飲ませたとも考え難い。
だとすれば、一体…。
Today's BGM
素顔(長渕剛)
夏の気まぐれ(熊木杏里)


因みに、「致死量」は著しく正確性を欠くため、最近では専ら、
体重1kgに対し何mg摂取すると半数が死に至るか、
その量を示した「半数致死量」という概念が、
(飽くまでも目安として)用いられているらしく、
ボツリヌス菌は0.00000037、
フグ毒は0.01、
トリカブトは0.05~0.1、
ニコチンは1~7、
青酸カリは3~7、
ヒ素は10、
覚醒剤は135、
カフェインは200、
食塩は3000~3500、
アルコールは5000~14000、
ビタミンCは12000。

つまり、体重が仮に6kgだとすると、
スプーン一杯の食塩(18g)があれば、
半分の確率で赤ん坊は死ぬだろうし、
もっと小さければ、ひと摘まみの塩で十分かも知れないということ。
なお、この女の処遇について、
願わくは食塩の正確な致死量を割り出す研究のため、
試しに大さじ10杯~20杯ほど…。

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