クルマの早期ヘッドライト点灯は、
ご承知の通り辺りが暗くなって、
このままでは運転に支障を来す恐れがある、
という理由では無く、
被視認性を向上させ、交通事故防止を図るのが目的。
道交法では日の入り時(~日の出)の点灯を義務付けている。
しかし、実際はどうなのかと言うと、
JAFが2年前に行なった調査によると、
日の入り時(日没からの5分間)に車幅灯を点けていたのは34.8%、
ヘッドライトを点灯していたクルマは僅か22.8%に止まったそう。
(つまり、無灯火が4割強)
Today's BGM
いちょう並木のセレナーデ(小沢健二)
中央フリーウェイ(高木一江)
因みに、警察庁がドライバーに求めている、
日没30分前の点灯をキッチリ励行しているのは、
ヘッドライト、車幅灯とも夫々0.9%で、
実に98%以上のクルマが呼びかけを無視しているのだとか。
日の入り時のヘッドライト点灯率が4割を超えていたのは、
滋賀、岩手、埼玉、愛知の4県。
同1割に満たなかったのは、
新潟、鹿児島、長野、沖縄、兵庫、奈良、栃木の7県。
なお、国交省は日没時に多発する、
高齢者事故への安全対策として、
暗くなるとヘッドライトが自動点灯するオートライトを、
2020年4月以降発売の新型車及び、
2021年10月以降発売の継続生産車に搭載するよう、
メーカーに義務付けた。
新基準では、昼間や停車中は手動で消せるものの、
夜間走行中(1000ルクス未満)は強制点灯、
自分では消せなくなる。
0 件のコメント:
コメントを投稿