偶には、ビル・エヴァンス三昧

モダン・ジャズを代表するピアニスト、ビル・エヴァンス。
その美しく繊細かつ独創的な音色を聴いて、
「忽（たちま）ち虜になった」と仰る方は、きっと多いことだろう。

小生も、彼のアルバムは代表作「Waltz for Debby」を始め、
「Sunday at the Village Vanguard」、
「Portrait in Jazz」、
「Everybody Digs」、
「Explorations」など数枚を所持しているが、
何れも初期（50年代後半～60年代前半）の作品ばかり。
その後の演奏については恥ずかしながら先日まで、
全くと言っていい程、知らなかったのである。

Today's BGM
I Will Say Goodbye（Bill Evans Trio）

ということで本日、ご紹介するのは、
永年に亘る飲酒・薬物使用により身も心もボロボロになるも一切構わず、
晩年は如何なる治療をも拒み続け、遂に80年、
51歳の若さで肝硬変および失血性ショックにより亡くなった、
ビル・エヴァンスの言わば「死への3部作」の第1弾、
I Will Say Goodbye（77年録音）だ。



01. I Will Say Goodbye
02. Dolphin Dance
03. Seascape
04. Peau Douce
05. Nobody Else But Me
06. I Will Say Goodbye (Take 2)
07. The Opener
08. Quiet Light
09. A House is Not a Home
10. Orson's Theme
Bill Evans (p), Eddie Gomez (b), Eliot Zigmund (ds)