
先ずは昨日、20km競歩を途中棄権した鈴木雄介。
彼が恥骨炎を患い、
歩くのがやっとの状態であることを全く知らず、
諸兄に「唯一のメダル候補」などと嘯(うそぶ)き、
金メダルを期待させてしまったことについて、
誠に遺憾に存じ、この通り深くお詫び申し上げ仕る次第。
平にご容赦を。
さて、事前に「リオ内定第1号を狙う」と豪語していた、
男子マラソン代表の藤原正和と前田和浩。
高みを目指すのは悪いどころか、
むしろ褒められて然るべきことではあるものの、
秘密兵器だった筈の「コア・コントロール」も、
どうやら全く役には立たなかった模様で、
結果は、ご承知の通り21位と40位。
序盤は「入賞」を期待していた実況担当者も、
あろうことか、最後は「完走」を願う始末であった。
Today's BGM因みに、このレースで優勝を掻っ攫ったのは、
星屑の街 / 加川良
言葉にできない / JuJu
Rainy Days & Mondays / Olivia Newton-John
Tenderly / Bill Evans
「最強」でも「最速」でもない、
エリトリアという紅海沿岸にある、
一度も聞いたことのない国の無名の19歳。
そんな、恐らく国家からの支援も受けられず、
科学的なトレーニングにも一切無縁で、
暑い中、ひたすら長い距離を走り込んできただけ、
と思しきアベベ似の伏兵が「世界一」を獲ったのだ。

もちろん、彼が努力もせず、
容易く勝った訳では無いけれど、
結果から日本にも学ぶべき点が1つ。
それはマラソンに限らず今後、
代表選手を選考する際には実績に囚われることなく、
将来を見据え、伸び代のある若者を選ぶ方が良いのでは?
ということ。
34歳のロートルに「5年後」は、ほぼあり得ないのだから。
なお、世陸は今日を含めて残り7日間。
日本人のメダルの可能性がほぼ消滅した以上、
諸兄に措かれては、
選手や関係者の大袈裟な言動に決して惑わされることなく、
一流アスリートたちの競演を見て楽しむことのみに重きを置かれるよう、
謹んでご進言申し上げる次第である。
(競技の結果は、こちらから)
ポチ「PM2.5や大気中の汚染・有害物質には外国勢より、
むしろ日本人の方が慣れている筈だモンな」
Bill Evans
POLL WINNERS
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