柔道の試合を見ていて、
一番つまらないと感じるのは、
組み手争いに終始したり、
技を全くと言っていいほど仕掛けなかったりする、
実に消極的な試合。
恐らく諸兄も、
「ダンスを見に来たんじゃ無いんだぞー」
と過去に何度か、
TVに向かって怒鳴ったことがお有りだろう。
先週行われた、
柔道グランドスラム東京2014。
男子66kg級準決勝では神港学園高2年、
身長168cmの阿部一二三(17)が、
その真逆、即ち、
我々が日本人選手に長い間、求めて已まなかった、
柔道家の本来あるべき姿を小気味よく披露してくれた。
本日のBGMしかも、小兵・阿部の対戦相手は、
小さな手 / 井上陽水
Woman / 薬師丸ひろ子
Candle in The Wind / Elton John
As Time Goes By / Dexter Gordon
ロンドン五輪の銅メダリストで、
世界選手権3連覇中の海老沼匡(24)。
数段格上の相手にも臆することなく、
阿部は正々堂々と技を仕掛け、
そして見事に大金星を挙げたのだ。
(決勝も勝利し、グランドスラム史上最年少制覇)
因みに、6歳から柔道を始めた阿部が、
本気で強くなりたいと思ったのは小3の時、
女の子(今年の63kg級高校チャンプ・鍋倉那美)に負け、
悔しい思いをしたのがきっかけで、
小学校高学年になってからは、
彼女に勝ちたい一心で高校(神港学園)に出稽古に通い、
技のキレを磨いたという。
ポチ「コイツ、目力が凄いらしいな」
歌物語
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