12/24/2014

来年の干支、「ひつじ」に関する薀蓄



「羊」という字は、ひつじを正面から見た時の、
角と上半身を描いたもの。
中国人は丸々と太ったひつじが大好きだったため、
羊に大の字を付けて「美」しいとしたのだとか。

「羊頭狗肉」という慣用句は、
羊の看板を掲げて狗(いぬ)の肉を売る、
つまり、立派なものを囮に使い、
実際は粗悪なものを売ることの例え。
この悪徳商法は現在の中国でも罷り通っており、
「支那人の商い」などと揶揄されている。
本日のBGM
Blue Snow / BEGIN
Little Love / 鈴木祥子
White Christmas / Chicago
Santa Claus is Coming to Town / Wynton Marsalis
日本で食べるひつじの肉は、
ラム(およそ生後12か月未満の仔羊肉)と、
マトン(成羊肉)の2種類。
一般に柔らかいラムの方が好まれるらしいが、
その殆どはオス(つまり、大半のオスの命は1年未満)で、
メスは放牧され、毛を刈られたり子を産んだり、
乳を搾られたりした後、
4~6歳で短い一生を終えるのだとか。



1頭のひつじから年間、
およそスーツ2着分の羊毛が取れる。
毛100%に必ずしもウールマークが付くとは限らない。
保湿成分として知られるラノリンは、
ひつじの毛に付いている脂を精製したもの。
つまり、羊毛をウールに加工する際の副産物という訳だ。

眠れない時に「ひつじが1匹、ひつじが2匹」と数えるのは、
sheep と sleep が似ているから。
従って、日本語で数えても全く無意味らしい。
(単純作業の繰り返しで眠くなる、
或いは、ひつじのいる情景を思い描くことで、
脳がリラックスできる、という説も)

その名も「羊神社」という、
珍しい名前の神社が全国に2か所、
群馬県安中市と名古屋市北区にあるんだが、
奇しくもこの2社は「羊太夫」という、
伝説の人物で繋がっている。
詳細は、こちら

ポチ「名古屋にはイヌ神社もあるらしいな」

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