東電に何でもかんでも請求するのは、可笑しくない？

女房（当時58）が自殺したのは、
「避難生活で精神的に追い詰められ、
うつ状態になったため」だとして、
福島県の男性（64）らが東電に損害賠償を求めていた裁判で、
福島地裁は一昨日、原告の主張をほぼ認め、
東電に対して請求額の5割以上に相当する、
約4,900万円の支払いを命じた。

ま、奥さんを亡くした人に、こんなことを言うのも何だが、
彼はカネを貰ったら死んだ奥さんに、
どんな報告をするつもりなのであろうか？
（まだ判決は確定していない模様）

本日のBGM
山谷ブルース（岡林信康）
悲しくてやりきれない（井筒香奈江）
You've Got A Friend（Carole King）
Yesterday（Kenny G）

確かに、原発事故に関する東電の責任は、
極めて重大であるし、
恐らく避難を余儀なくされた人々には、
我々には計り知れない程の苦悩があるに違いないとも思う。
しかしだ。



うつは、ご承知の通り末期癌などの不治の病と違って、
薬を飲むなどの適切な治療を受けることで、
ほぼ完治すると見られている精神病。
原因の特定は現代医学を以てしても困難で、
特に自殺を防ぐためには、
家族や友人、同僚など周囲からの見守り・支えが絶対欠かせない、
とされている病気である。

従って、うつの治療代を請求するのなら未だしも、
自殺を本来食い止めるべき立場にあった家族らが、
自分たちのことは棚に上げて、
東電に「賠償しろ」と言うのは、お門違いではないか？
小生には、そんな気がしてならないのである。
しかも、東電が支払うのは、
元はと言えば、全てが税金と電気料金。
つまり、皆が懸命に働いて負担している浄財なのだ。

ポチ「白髪や皺もその内、東電の所為になり兼ねんな」

The Essential

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Arista
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