報道によると、
75歳以上を指す「後期高齢者」という呼び名は、
医療制度で既に6年以上使われていて、
すっかり定着した感さえあるのだが、
当初から「差別的」などの批判が多かったとして現在、
「熟年高齢者」への変更が検討されているそうな。
また、65~74歳の「前期」も、
「若年高齢者」に変わるかも知れないとのこと。
しかし、高齢者と言えば、中には耳の遠い人や、
認知症予備軍の人も結構な数いる筈。
そういう人たちに「じゅくねん」と「じゃくねん」の違いが、
果たして明確に伝わるのであろうか?
本日のBGM懸念材料は他にもある。
夕陽と少年(吉田拓郎)
あの夏の花火(DREAMS COME TRUE)
Take it easy(Eagles)
Days of Wine and Roses(Ella Fitzgerald)
高齢者を「若年」と呼ぶのは、
年長者を若輩者呼ばわりしているようで、何か変だし、
「若年性」と言った場合には、
普通は老人に当たらない65歳未満を指すので、
これまた可笑しいと言わざるを得ない。
さらに、「熟年」は85年に厚生省が行なった、
中高年齢層の新名称選考で、
応募が一番多かったにも拘らず、却下されている。
ボツになった理由は、
「熟した後は腐れて落ちるイメージ」だったとか。
ま、政府は医療費がなるべく嵩まぬよう、
また、年金の支給額が少しでも膨らまぬよう、
「80過ぎたら、順に腐れて落ちてくれ」との願いを込めて、
「熟年」を考えたのかも知れないが…。
ポチ「いっそ、末期高齢者にしたら?」
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