1/29/2014

保健所の県職も大いに見習うべし!



政令指定都市・熊本市の人口は、およそ74万人。
180万県民の約41%を占めている。
しかし、平成24年度における犬の殺処分数は、
1,801頭の内、僅かに7頭。
県全体の0.4%にも満たないのだ。

何故こんな驚異的な数字が残せたのかと言うと、
熊本市動物愛護センター職員による、
収容される数を減らし、譲渡される数を増やす、
「殺処分ゼロ」への長年に亘る真剣な取り組みが、
着々と成果を表してきたからに他ならない。
本日のBGM
タイランド・ファンタジア(井上陽水)
笑ってよエンジェル(中島みゆき)
サムライ(沢田研二)
あなたに逢いたくて(松田聖子)
ということで、進んで嫌われ役を買って出た、
センター職員の天晴れな奮闘ぶりをご紹介しておこう。

「噛み癖があって飼えない」
60歳代の男性はそんな理由で、コ-ギ-を持ち込んできた。
元々飼っていた息子が海外転勤になり、
自分が面倒を見ることになったという。
「犬が悪いことをしたんだから、罰を受けて当然だろう」
そう主張する男性に対し、小山係長がこう詰め寄った。
「噛んでいいと教えてしまったのはあなたの息子ではないか。
息子の失敗を、何故この犬が命をかけて償わなければいけないのですか」

またある時は、引っ越しで飼えなくなったという女性が来た。
小山さんは先ずこう諭した。
「ここに来れば、この犬は命を絶たれます。
飼い主としての最後の責任を果たすため、
新たな飼い主を探してください」
だが女性は、30人ほどの知人にあたったが、
見つからなかったと説明する。
それでも小山さんは食い下がる。
「たった30人に聞いて回ったくらいでこの犬が殺されるなんて、
理不尽じゃないですか?」
そして、地元紙の情報欄への広告掲載などを促す。
それでもダメな時は、言葉もきつくなる。
「なぜ引っ越す可能性を考えなかったのか。
もう二度と動物を飼わないでください」

場合によっては、飼い主を殺処分に立ち会わせる。
飼い主に犬を抱えさせたまま、獣医師が麻酔薬などを静脈注射する。
犬は飼い主の腕のなかで痙攣しながら亡くなっていく。
そんな経験をした飼い主は「二度と飼わない」などと言い残し、
帰っていくという。
(参照:横浜アニマルファミリー

ポチ「無責任じゃない公務員もいるんだな」

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