「へ・へ・ふ・ふる・ふれ・へよ」
昔、古文で習ったハ行下二段活用を今だに覚えている方は、
そう多くは居られないかと存ずるが、今日は「屁」の話。
ひと口に「屁」と言っても、屁にも色々と種類がある。
1. 「ブー」「ぷぅ~」「ボワッ!」と、大小様々な音が鳴る屁
2. 全く音がしない所謂「すかしっ屁」
3. 「腸(はらわた)が腐っているのでは無いか」と思わせるような臭い屁
4. 全く臭わない屁
5. 片尻を浮かして故意に放(ひ)り出す屁
6. 何かの拍子につい、うっかり出てしまう屁
もちろん、これらの混合もあるので気を付けなくてはならない。
例えば、エレベーターのような密室で音無しの臭い屁を放り出す行為は、
最早犯罪に等しいと言わざるを得ないし、
力を入れて故意に放屁する際、特に腹の調子が良くない時などは、
くれぐれも実が出ぬよう細心の注意を払わねばならないのだ。
あまく危険な香り(山下達郎)
Today's BGM
ウイスキーがお好きでしょ(石川さゆり)
Danny's Song(Anne Murray)
また、ついうっかり人前で出てしまった場合には照れることなく、
「出物腫れ物所嫌わず(でもの、はれもの、ところきらわず)」
と開き直るのが昔からの倣いではあるが、
紳士たる者、「失敬」と言って軽く会釈する方が、
むしろ潔くカッコイイような気が。
因みに「おなら」とは、鳴らしに「お」を付けた女房詞から来ている。
室町時代、屁を「へ」と呼ぶことを恥ずかしがった宮中の女官らは、
お鳴らしの語尾を省いて「おなら」と呼ぶことにしたのだそう。
(おでんも、お田楽の省略形)
なお、屁を溜めると体に凄く悪いらしいので、
催したら我慢せず人のいない場所、若しくは風下へと移動し、
なるべく早いうちに体外に放出すべしとのこと。
オナラの我慢はタブーです(大日本住友製薬)
「おなら」と「げっぷ」の分かれ道(HSP研究所)
腸内の善玉菌を増やすと、臭いニオイが緩和されるらしい
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