6/14/2020

すもももももも本当にもものうち?



くだもの大好き人間の小生。
中でも1・2を争うのが、昨日初物を食べたスモモ(大石早生)。
そう、瓜田に履を納れず、李下に冠を正さずの、
あのスモモ(李)である。

さて、ここで問題。
すもももももももものうち、と言うが、
果たして本当に李も桃も桃のうちなのか?
実は李も桃も杏(アンズ)も梅も同じバラ科の植物ではあるものの、
桃と杏と梅はサクラ亜科サクラ属で、
李だけがスモモ亜科スモモ属。
従って、酸っぱい桃の意味で名付けられてはいるが、
スモモと桃は近縁種ながら別物、が正解なのである。
Today's BGM
時間よ止まれ(矢沢永吉)
(熊木杏里)
If You Leave Me Now(Chicago)

コーカサス地方(カスピ海と黒海の間付近)原産とされるプルーン

さてスモモには、
大きく分けて日本スモモと西洋スモモの2種類があり、
我々が一般に「スモモ」と呼んでいるのは、
中国原産の日本スモモの方。
英語でプラム(plum)。
では西洋スモモの呼び方はと言うと、
あの中井貴一のCMでもお馴染みのプルーン(prune=仏語)。
英語と仏語という聊か変な区別がなされているのは、
生食用をプラム、ドライフルーツ用をプルーンと呼び分けている、
欧米人の影響なのかと。

なお、スモモはビワと違って恐らく直ぐに発芽・成長するだろうから、
食べた後のタネを綺麗に洗い、
冷蔵庫で1~2か月ほど寒さを味わわせてから植えれば、
「完熟スモモを自らの手で捥(も)いで食う」
なんてことも実現可能になる筈。
但し、自家結実の(1本で実がなる)品種、
即ち、メスレーやビューティ、
或いは樹齢が進むと自家結実するようになるサンタローザじゃないと、
なかなか素人には。

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