
くだもの大好き人間の小生。
中でも1・2を争うのが、昨日初物を食べたスモモ(大石早生)。
そう、瓜田に履を納れず、李下に冠を正さずの、
あのスモモ(李)である。
さて、ここで問題。
すもももももももものうち、と言うが、
果たして本当に李も桃も桃のうちなのか?
実は李も桃も杏(アンズ)も梅も同じバラ科の植物ではあるものの、
桃と杏と梅はサクラ亜科サクラ属で、
李だけがスモモ亜科スモモ属。
従って、酸っぱい桃の意味で名付けられてはいるが、
スモモと桃は近縁種ながら別物、が正解なのである。
Today's BGM
時間よ止まれ(矢沢永吉)
蛍(熊木杏里)
If You Leave Me Now(Chicago)

コーカサス地方(カスピ海と黒海の間付近)原産とされるプルーン
さてスモモには、
大きく分けて日本スモモと西洋スモモの2種類があり、
我々が一般に「スモモ」と呼んでいるのは、
中国原産の日本スモモの方。
英語でプラム(plum)。
では西洋スモモの呼び方はと言うと、
あの中井貴一のCMでもお馴染みのプルーン(prune=仏語)。
英語と仏語という聊か変な区別がなされているのは、
生食用をプラム、ドライフルーツ用をプルーンと呼び分けている、
欧米人の影響なのかと。
なお、スモモはビワと違って恐らく直ぐに発芽・成長するだろうから、
食べた後のタネを綺麗に洗い、
冷蔵庫で1~2か月ほど寒さを味わわせてから植えれば、
「完熟スモモを自らの手で捥(も)いで食う」
なんてことも実現可能になる筈。
但し、自家結実の(1本で実がなる)品種、
即ち、メスレーやビューティ、
或いは樹齢が進むと自家結実するようになるサンタローザじゃないと、
なかなか素人には。
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