ご承知の通り、金融商品取引法違反や特別背任など、
複数の容疑で逮捕・拘留されていた、
元ルノー・日産・三菱アライアンスの社長兼CEOカルロス・ゴーン被告が今日、
保釈金10億円を納め、釈放された。
最初の逮捕から108日目。
そもそも保釈保証金の額は、犯罪の性質や情状、
証拠の証明力、被告人の性格・資産を考慮して、
被告人の出頭を保証するのに過不足ない額を算出するらしいのだが、
何年にも亘り会社から莫大なカネをせしめてきたゴーンにとって、
10億円は果たして適正な金額だったのか、否か?
もしかすると、それ位、屁でもない金額なのかも知れないが、
我々庶民にとっては、例えば家族4人が寝る間を惜しんで必死に働いたとしても、
絶対一生拝める筈の無い金額なので、正直ピンと来ない。
Today's BGM
あいつ(伊勢正三)
春の歌(Sotte Bosse)
題名のない愛の唄(杉田二郎)
さて、保釈に際しゴーンは、
「私は無実であり、根拠のない訴えに対し、
公正な裁判のなかで自分自身を強く守るために全力で立ち向かっていきます」
などと偉そうにほざいていたが、
東京拘置所から出てくる時は、青いキャップに大きなマスク、
反射素材まで身に着けた作業員姿。
幾らマスコミの追及を交わす狙いがあったとは言え、
年に何十億も貯め込む天下の大富豪様がだ。
しかも、玄関から出てきた彼が向かったのは、
ルノーでも日産でも三菱でもなく、
恐らく彼が生まれて初めて乗ったであろう、
スズキのエブリイという屋根に梯子が乗った軽のワンボックス・カー。
もちろん「この大衆商用車、意外と日産のクルマより乗り心地がいいネ」
とは多分、言わなかっただろうけど…。
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